富裕層になって変わったお金の価値観
金融資産1億円というのは資産運用している人の中では1つの大きな目標であり、今のところ資産階層では富裕層という位置づけになります。
私自身も1億円を超えた時に「億り人になれたのだな」とちょっと感動しましたが、同時に人生が大きく変わった感覚はありませんでした。
それから大きな目標から資産防衛ラインの目安となり、ここまで来るとよほど大きな暴落イベントでもない限り、1億円を割る事はまずないだろうなという領域に来てからお金の価値観が変わってきました。
億を保持しているのが通常の状態になってやっと富裕層になれたかもしれません。
そんな富裕層になって変わったお金の価値観について綴っていきたいと思います。
50歳になる前に「億」に達した人の割合
年代別 資産1億円を達成者の割合(推定) 20歳代 0.01% 30歳代 0.49% 40歳代 0.74% ※計算に使用した調査データ
ゼロから始める投資アカデミーの記事より
1.令和5年(2023年)家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](金融広報中央委員会)
2.株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」
このデータは推定になりますが、現実に近い数字だと思うので引用しました。
50歳になる前に1億円以上の純金融資産を保有できれば、金融資産保有額という分野では上位1%の領域に入ることになります。
非常にレアな存在ですが、一般的に1流企業勤務であっても30~40代は子育て世代でお金が掛かる人も多いし、子育てしてなくても住宅ローンを組んでいる人も多いため、純金融資産で億まで達するのはほとんどいないと思います。
1%も存在しない領域なので「普通ではない人生」を歩んでいる人が30~40代で億に達するわけです。
事業家、株クラ、FIRE民、相続した人、節約&投資系パワーカップル、個人起業(SNSやユーチューブなど)で成功した人、充分稼いでいるのにずっと極貧生活で貯め続けた独身者などが該当します。
私が富裕層になれた要因の70%は運です
私が富裕層になることが出来た最大の要因はここ10年の株価上昇です。
2025年はトランプ大統領による関税引き上げを受け、主要株価指数が下落するなど不安定な状況が続いていますが10年単位で考えると上昇率は凄まじいです。

もし仮に銀行に貯金するだけという制約で資産形成していた場合、準富裕層にはなれたけど富裕層には届いてはいないでしょう。
貯金の取り崩しだけで計画したら私は40代で早期リタイアして働かない生活という人生は選択出来なかったと考えています。
ネット証券でマス層でも簡単に株式投資が出来るようになった事
低コストで優良なインデックス投信が気軽にできるようになった事
上昇相場が長く続いてくれた事。
そのような恵まれた状況の中で積立投資を選択した事、それを長く継続できた事が富裕層になれた理由です。
はっきり言って運の要素が強いですが、30%の実力・決断・努力があったからこそ70%の幸運を拾えたと思います。
人生、何も行動しなければ何も得られる事はありません。
お金を持つほど高額品の価値は下がる
人は簡単に手に入らないモノほど、購入するのに相当な金銭的な負担を感じるモノほど価値が高いように感じます。
いつでも買えるようになるとそこまで価値を見出せなくなります。
高級ブランド品自体の価値を否定するとかそういうわけではなく、友人知人含めて自分以外の人が高級ブランド品を身に付けていても羨ましいとは特に感じなくなるという事です。
厳選はしますが私もコーディネートとして取り入れたいと思えば購入しますから、他人からマウントを取られる分野ではなくなっています。
高級ブランド品以外に航空機のビジネスクラスだったり、上質なレストランだったり、お金が掛かるサービスもありますが、これらも同じような感覚です。
私自身が超富裕層になったというわけではありませんが、金融資本という面では満たされた結果なのかもしれません。
ちなみに仮に数十億円の資産家になったとしても数千万円する時計とか身に付けたくないし、自宅にも置きたくありません。
冗談抜きで強盗に遭う確率を高めそうで怖いです。
金額を気にせず消費できる範囲の拡大
富裕層になってよほどの大暴落が発生しない限り、転落しないと思うところまでくると金額を気にせずに消費できる範囲が広がります。
スーパー、コンビニ、ドラックストア、カフェなど日常生活で良く購入する食料品や日用品・サービスの価格はあまり気にしなくなりました。
基礎生活費として必要なモノは大体決まっていますし、PFCバランスに基づいた食事をしていると食費もあまり上がりません。
一般的に大型家電、セレクトショップなどの服類、滞在するホテルなどややお金を使う場面ではある程度厳選はしますが、必要だと思えばお金を支払うという感じですね。
つまり金額を気にせず消費できないという事になります。
ルーティン化された日常生活では金額を気にしないが、大きな買い物や娯楽などは金額と内容で考えるというのが現状の金銭感覚になっています。
お金をどこまで欲するのかはまだ分からない
いったいいくらまで資産が増えれば「もうこれで充分だ。これ以上は不要です。」と心底思えるのだろうか?
それは今の私には分かりません。
机上の計算では「これ以上お金を持っていても使い切れない」という上限ラインはありますが、それも自分の中で安全圏に入ったと割り切るという事が前提だと思います。
お金が増えれば選択肢が増えるのは間違いありませんが、使う金額のわりに満足度が上がらないのは分かっているので、資産形成はほどほどにしてやりたい事にお金を使っていきたいと思います。
おわりに
完全ではないにしろ、ある程度お金から自由になれた感覚はあります。
成し遂げたい事業でもない限り、超富裕層になるような金額は人生において必要ないと考えています。
個人での幸福の追求に関してなら富裕層になった時点で限界効用のグラフでいうとかなり上限に近くなっているからです。
富裕層になっても価値観が変わらないのが、お金で買える最大のモノ・サービスは自由だという事です。
フルタイム労働から解放された自由こそが最大の買い物だったと思っています。