ユニクロで及第点が取れる時代
すべての人がそれぞれのスタイルで気持ちよく着られる 究極の普段着「LifeWear」をつくる。
ユニクロのコンセプト
ファーストリテイリング(FR)は、 この商品開発コンセプトを「MADE FOR ALL」と呼び、
多様性を尊重することで実現を目指しています。
ユニクロは10年前と比較しても大きくブランドイメージを上げたアパレルメーカーだと考えています。
もともと安価でベーシックな普段着を売るというコンセプトは変わっていなかったと思いますが、昔は「地味で平凡」というイメージの方が強かったです。
そんなユニクロだが、今では仮に全身ユニクロでも及第点が取れるようになってきています。
今回は中高年を中心に人気が高いユニクロについて綴っていきたいと思います。
全身ユニクロでも及第点が取れる理由
ユニクロのイメージは「手頃な価格帯」「普段着として使い勝手が良い」「長持ちしやすい(品質が良い)」「日本を代表するファストファッション」です。
いつからか分かりませんが今のユニクロと10年前のユニクロとは違い、かなりブランドイメージもデザインも変わっていてベーシックな普段着と価格以上の品質を追求した結果、今では全身ユニクロでも何の問題もないコーディネートが出来るようになっています。
ただ全てのアイテムがセレクトショップにも置いてそうなデザインや品質になっているわけではないので厳選して購入する必要はあります。
店舗で自分で探すのも良いですが、ファッション系のユーチューバーやブロガーが厳選して紹介してくれるから、それを参考にして実際に着てみて自分に合ったアイテムを購入すれば効率がよいと思います。
1つアイテムを紹介するとこのミラノリブシャツカーディガンは良く作られています。
分類はカーディガンだけど、シャツの上に羽織るような使い方はせずにシンプルにインナーの上にカジュアルシャツのような感じで着ると見栄えが良いです。
肌触りが良い、しわにもなりにくい、ボトムスはデニムでもワイドパンツでもトラウザーでも合わせやすいデザインです。
そして着丈が長くないのでブルゾンや中綿ジャケットなどのアウターと使うのも相性が良いから非常に扱いやすいです。
数倍の価格にしてセレクトショップに置いてあっても普通に売れる品質だと思いますよ。
アウターだけではなく、ボトムスでもトップスでも同じような印象を受けるアイテムが売られているので低価格でうまくまとめられるというわけです。
あとユニクロは低価格だからこそ、今までとは違ったスタイルやシルエットにチャレンジしやすいのも良い点だと思います。
高価格帯のアイテムほど失敗してタンスの肥やしになるとキツイですからね。
及第点というとあまり良くない意味で使われますが、標準体型でキレイめのコーディネートをしていれば公私ともに清潔感が担保され、悪目立ちすることはありません。
合格ラインを越えつつ、垢抜け過ぎないというのが及第点のメリットです。
つまり好感が持たれやすい無難なコーディネートになるわけです。
中年男性は及第点か予算があればそれよりちょっと上ぐらいが目指すべきコーディネートかなと私は考えています。
及第点より上は自己満足の世界
ユニクロコーディネートの最大の欠点は多くの人が手が届く価格帯で全国に店舗が存在するので他人とコーディネートが被りやすい事です。
全身ユニクロにならないようにアウター、ボトムス、靴などいずれか1~2つは別のブランドにしようとか小物はハイブラを使おうとか「及第点よりちょっと上のライン」で考える人は少なくないと思います。
それよりもっと上となるとユニクロでは提供されていないデザインを求めてセレクトショップ中心で購入したり、もっと斬新さや高品質だったり、ブランド力を求めるとドメスティックブランドに手を出すことになると思います。
ただファッションに掛けるお金を及第点に必要な金額の10倍にしたからといってルックスが大きく向上するわけではないから、及第点より上は自己満足の世界だと考えています。
独特で個性的なファッションを目指す人はユニクロは向きませんが、それを求めない一般的な社会人男性ならそこまでお金を掛ける必要がないのではないでしょうか。
昔は安い服だと明らかに安見えしましたが、今はそうではないからね。
男性で考えるとユニクロだけでもアーリーマジョリティの上位には入れると思います。
街中でみてもレイトマジョリティとラガードに該当する男性は服に興味ないと思うし、トレンドを抑えたファッションをしているのは間違いなく少数派なのでファッション系インフルエンサーが「今では○○(サイズ感やデザインなど)が当たり前になっている」といっても男性全体で考えると違うなと感じています。
清潔感×サイズ感×体型=見栄え
大人になるとカジュアルが似合わなくなってくるが、キレイめのコーディネートが似合うようになっていきます。
そうなると服の清潔感、サイズ感、そして体型を揃えられるかどうかで見栄えが決まります。
ユニクロでも高見えするというのは品質の良さ以外にサイズ感が令和の時代に合っているのとそれを着こなす体型があるからです。
日本で細マッチョが絶大な人気を誇っている理由は服を着こなせる体型としてオールシーズン最も見栄えが良いからだと思います。
※ファッション以外に脱いだらカッコいい体という特典まで付いていますしね
ただそこまで肉体を造らなくても標準体型であれば奇麗に着こなせるようにアパレルメーカー側も提供しているので30~40代の男性ならBMI21~24ぐらいの体型で問題なく着こなせると思います。
おわりに
服は消耗品ですし、キレイめのファッションだと古着という概念が通用しないため、型崩れする前に定期的に捨てて新たに購入する必要があります。
消耗品にお金を掛け過ぎないというのが身だしなみを維持するコツだと思うのでユニクロというブランドと今後も上手く付き合っていくべきだなと考えています。