金融資産2億円を保有している場合、どのような産運用すべきか?
1億円を投資した場合、理論上はこれぐらいの経済力を持つことができますという記事を書きました。
FIRE関連の情報だと3000万円、5000万円、1億円という区切りで資産運用を語る事が最も多いと思いますが、それ以上の資産運用の話になると少なくなります。
需要が少ないから記事にされないという事もありますが、世の中には決して出てこないFIRE民も数多く存在すると思うので今回は2億円の資産運用について綴っていこうと思います。
安定感が半端ではない資産運用が可能なレベル
1億円オルカンに投資した場合、月40万円程度の消費が50年間可能だという事は前回の記事にしました。
2億円ある場合は、残り1億円を生活防衛資金、債券などの比較的安全な金融資産、不動産や太陽光発電設備など収入を得られる実物資産、通貨の下落と反比例しやすいゴールドなどの貴金属に振り分けることができます。
不動産など実物資産を購入する場合は社会的信用があるかないかにもよりますが、金融機関から融資が得られるならポジティブに考えても良いと思います。
管理がしやすいように全て金融資産で管理するなら総資産の25%は現金・預金・MRF、50%は投資信託(株式)、残り25%は債券・REIT・ゴールドに割り当てます。
面倒なら75%をオルカンなどの投資信託で管理でも良いと思います。
これから先、大きな金融ショックが来て暴落しても十分現金を保有しているので狼狽売りせずに耐えられるはずです。
金融資産の75%を投資する行為にリスクを高く感じる人はいると思いますが、今の時代はどの主要通貨も希薄化が凄まじいので現金・預金の保有割合が高くてもリスクだと考えています。
リスク逓減を優先という考え方でも投資信託・株式に50%は振り分けておくべきでしょう。
2億円あれば一般的な消費生活をする限り、金銭面での問題は起こらないと思います。
1億円と2億円では安定感が違うと思います。
ただ贅沢を当たり前のように日常化してしまったら原資を溶かしてしまうので資産収入による生活は破綻します。
リスク分散しながら充分な資産収入が得られる
偏った投資ではなく、外国への投資を50~60%ぐらいにして日本含めてバランスが良い分散投資することが大切だと思います。
私は長期的に見れば円安になるとは考えていますが、円高になるような局面もあると思います。
大切なのは円安になるのはほぼ確実だからとハイレバで勝負しないことです。
また日本は終わったと嘆く日本人は少なくありませんが、日本の上場企業が世界市場で売上を獲得して日経平均株価は想像を超える上昇だってあります。
※「日経平均株価の高騰=一般的な日本国民の生活向上」ではありません。
これからどの株式市場が成長するかは本当にわからないので、どのようになっても利益を得られるように、そして市場から退場しない投資スタイルでいくのがベストだと思います。
2億円以上あれば、リスクが分散された無難なアセットアロケーションでも一般的な消費生活が出来る資産収入を得ることができると思うので、大きなリスクを背負う必要はありません。
おわりに
資産形成して2億円まで達するというのは難易度は高いと思います。
平均的な収入で節約で積立投資しても達成できるような水準ではありません。
目指すなら資産形成中は入金力を増やすための努力やリスクを取る事が必須となります。