収支均衡型セミリタイアの魅力

経済的自立(FI)について

収支均衡型セミリタイアの魅力とは

収支均衡型セミリタイアとは収入と支出を均衡させて、老後(またはフルタイム労働卒業)は資産運用して積み上げるというライフスタイルです。

一般的な社会人からすると???と理解できない点が多いと思いますが、貯蓄率が高い人ほど収支均衡は楽です。

貯蓄率50%の人からすれば、収入が半分になっても収支均衡が可能になるため、働く時間を短縮させて余暇を増やしながらゆとりのある生活が出来るからです。

収支均衡型セミリタイアはコーストFIREといわれ、FIREの派生の1つのスタイルです。

ただ日々の生活費を100%稼げないといけないスタイルなので本当にFIREといえるのかどうかと微妙な位置付けなので収支均衡型セミリタイアといった方が正しいかなと考えています

そんな収支均衡型セミリタイアについて綴っていきます。


若年層でフルタイム労働卒業したい人と相性が良い

収支均衡型セミリタイアのメリットはFIREの中では金融資本が最も少なくても良いため、収支均衡しても充分な余暇が取れる人なら有効な手段です。

若ければ若いほど長期間資産運用が出来るため、より少ない金融資本で達成が可能になります。

収支均衡型セミリタイアを目指す場合は、金融資本よりも人的資本の方が大切だと思います。
つまりセミリタイアができる稼ぎ方、働き方を検証して身に付ける必要があるからです。

短期派遣で働ける職種だったり、個人事業できる職種の方が実現しやすいと思います。
人手不足になっていく世の中でも事業効率を高めるために数ヵ月間の繁忙期だけ働いてほしいという要望はこれからより強くなると考えているのでセミリタイアする人には好都合だったりします。

年間生活費がいくらかにもよりますが、低支出生活が可能なら若年層の間に収支均衡型セミリタイアを達成することはできると思います。


収支均衡型セミリタイアはいくら資産があれば良いのか?

貯めた資産は老後の資金のためだけと定義するなら、目安として30代前半で1500万円、30代後半で2000万円程度あれば充分可能ではないかと考えています。

基本的には2000万円を目指した方が無難だと思いますが、若年層の間にフルタイム労働卒業したいなら1500万円でも何とかなるのではないでしょうか。


ただ50代前半ぐらい収支均衡型セミリタイアからLean FIREへの移行を考えている人は2000万円まで貯めてセミリタイア後も月数万円の積立は継続する、または3000万円まで目指すことが良いでしょう。

個人的にお勧めの資産額は2000~3000万円のラインかなと思います。

私はLean FIREに移行できる計画の方が良いと思いますが、何歳でどれぐらいの資産でフルタイム労働卒業するかというのはセミリタイアしてからやりたい事や保有している人的資本次第になるため、各個人の判断になります。


安定性が高いLean FIREに移行できるパターン

収支均衡型セミリタイアは30~40代の時は出来ても50代になっても可能か、ましては60代でも本当に可能なのか?
私は年老いていくにつれて厳しくなっていくと思います。

なので50歳から55歳の時にLean FIREに移行できるように資産を積み上げていれば安全性が高いという事です。

2000万円と3000万円では達成までの時間が異なるため、くどいですが最終的には本人の判断になります。
どうしても若い時にやりたい事があるならフルタイム労働卒業してセミリタイア後も毎月少額積み立てるという選択の方が良いかもしれません。

若さだけは二度と取り戻せませんからね。


収支均衡型セミリタイアが可能な人なら年間100万円稼ぐことも難しくないと思う。
Lean FIRE+年収100万円(娯楽費用)でわりと豊かな生活を送る事が出来ます。


おわりに

これからの時代は収支均衡型セミリタイアが出来るように頑張る人が増えてくると思います。

昭和の時代のようにずっと同じ会社で勤められる時代ではありませんし、会社への依存率を下げるためにはいつでもセミリタイアできる準備が必要になってくると思うからです。

達成までに時間が掛かるフルFIREを目指すよりバランスの良い人的資本と金融資本を準備して収支均衡型セミリタイアした方が良い人も多いと思います。

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