【スマイル≠0円】50centの微笑み

海外旅行

【チップで態度が豹変】50centの微笑み

昔の画像を見ていたら初めてカンボジアに行った時のカプチーノの画像がありました。

ここの店のカプチーノは本当に美味しくて印象に残っているのですが、それ以上に印象深かったのはスタッフの態度です。

ここまで対応が変わるのかと思ったからです。

なるほど昔マックでスマイル0円という表示がありましたが本来スマイルという接客は0円では提供しないという意味なのかなと初めて思いましたからね。

そんな海外滞在中のチップの話を綴っていきます。


人種差別ですか?と思うほど接客に差があった

宿泊したホテルの近くにあり、とりあえずこの店でコーヒーでも飲むか。
そう思い入店しました。

女性スタッフがいてぶっきらぼうというかほぼ無表情でやる気のない態度、ほぼ無言だったが、私は自ら見晴らしの良い席に座りました。
そのスタッフは注文取る時も無言だったのが印象的だった。

一方少し離れた席に座っている高齢の白人夫婦には素敵なスマイルを提供し、何か簡単な雑談までしています。

常連と一見さんの違いというより、白人とアジア人の差別ですか?と思うほど露骨に違っていました。

欧州で働く移民系スタッフはアジア人に露骨な態度取る人たちもいますが、カンボジア人でもアジア人差別するのかとちょっとびっくりしました。

2.5ドルのカプチーノを飲み、少し寛いだところで店を出る事にしました。
本来ならあのような接客ならチップとか渡す必要ないと思いますが、3ドル渡して「おつりは君のチップで良いよ」と大人の対応をすると女性スタッフの態度が豹変します。

表情が明るくなり、素敵なスマイルをしてきます。
「Thank you, sir」と明らかにシカトしていた私をsirと呼ぶようになった。

50centのチップを払う事によって私は彼女の客となったのだ。


安価な店でチップなしで接客が丁寧なのは日本だけか

翌日、あの美味しいカプチーノを飲もうと同じ店に入ると同じ女性スタッフが待っていた。

明らかに接客が違っていて、笑顔で迎えてくれた。
いろいろ朝食のお勧めメニューを教えてくれたが腹が減ってなかったのでカプチーノだけ頼んだ。

なるほど、私は飲食をするのでこの店の客に間違いないが、スタッフにとっての客はチップをくれるかどうかなのだなと思った。

日本にいると安価な店でもちゃんと接客するし、それが当たり前だと思っていたが外国に行くと全く違う。

ちゃんとまた3ドル払っておつりはチップとして渡したので「また明日ね♪」と嬉しそうに見送ってくれました。
最初からフレンドリーな接客したらもっとチップ貰えそうだけど余計な事は伝えなかった。

ここまで露骨な人はなかなか出会えないので私にとっては記憶に残る出来事になりました。



おわりに

日本国内だとチップを支払うことがほとんどありませんし、チップを払うことがマナーというわけでもありません。

労働の全ては給料に含まれている日本と違って、チップも給料の一部となっている国で働いている人たちにとってはサービスは無料でありません。

日本もこれだけ多くの外国人旅行者が来るようになると、サービス業や飲食店で働く人たちはチップを貰う機会が増えると思います。
少しずつ「チップを払う客」と「チップを払わない客」で接客が変わる社会になるかもしれませんね。

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