労働時間に比例して安定して稼げる収入源
事業所得は個人事業で稼ぐ収入源ですが、より確実に稼ぐために日給時給で働くスタイルもあります。
労働契約を締結したら、それに従い従事する必要がありますが個人事業と違ってこれだけの時間を労働に割り当てれば、これぐらい稼げると生活費の目途が立ちます。
個人事業と違い、バイトや派遣で働くため最終的な責任を負う必要がないのもメリットの1つです。
FIRE後の収入源を事業所得で考えている人も、必要な収入源が足りなかった場合に補うのは労働所得だときちんと検討しておけば、事業所得が足りない年度があっても生活に不安を出てくるリスクは減るでしょう。
例えば、年間200万円の生活費で考えている事業所得メインのFIRE民なら
事業所得(ユーチューブ運営、PowerPointによる営業資料の作成業務。目標年間80万円)
労働所得(事務処理業務の短期派遣。※事業所得が充分なら見送る)
資産所得(日本株、J-REIT、米国ETFから年間120万円 ※必要に応じて取り崩す)
年間200万円の生活費で考えている労働所得メインのFIRE民なら
事業所得(ブログ運営。目標年間20万円)
労働所得(事務処理業務の短期派遣。年間60万円 ※事業所得が不足なら労働を増やす)
資産所得(日本株、J-REIT、米国ETFから年間120万円 ※必要に応じて取り崩す)
半分趣味のブログ運営は月2万円ぐらいを目標として、基本的にはどこかで働いて必要な生活費を稼ぐという方が安定はしています。
資産所得が120万円としているので必要とする資産は3000~4000万円が目安となります。
資産が多いほど元本の取崩しのリスクは減りますが当然それだけ積み立てる時間が必要となりますので最終的には自分自身の判断となります。
個人事業よりどこかで必要な分だけ稼いだ方が合っているという人は労働所得メインで考えていきましょう。
縛りを繁忙期限定にするか、週何日にするか
これは非常に重要なのですが、繁忙期の数ヵ月間限定で働くのか?
それとも週2日、3日と定期的に働くのか?
これはライフスタイルによってどちらが良いかとなりますが
働く時期はフルタイム労働になっても、長期間の自由な期間が欲しければ繁忙期に働くワークスタイルが良いと思いますし、長期旅行はしないし、社会との接点と暇つぶしと生活費の足しに少し働きたいというなら短時間のバイト契約の方が良いでしょう。
前者は自由に行動したい独身者が好むワークスタイルで、後者は子供がいる既婚者が好むワークスタイルなのかなと思います。
労働所得が少なくて問題がない状態であるなら期間限定かつ短時間のバイトという選択も可能です。
仕事内容よりもまずは自分の望むワークスタイルかどうかしっかり確認しましょう。
ライフスタイルに合いそうな職を検討しておく
本業をしながら副業として労働所得を得るとなると休日に働くしかないと考えられます。
そうなると繁忙期に働くにしろ週2~3日働くにしろ、FIRE後でなければ経験することが出来ません。
なので予め短期派遣を提供している派遣会社のサイトから自分のライフスタイルに合いそうな職を探しておきましょう。
その興味がある仕事があれば、どれぐらいのスキルがあれば良いか、性別や年齢で不利にならないかなど電話で確認しておきましょう。
ある程度の規模の都市付近に住んでいて中年までなら職選ばなければ仕事はあると思いますが、少しでも自分に合った仕事の方が楽だと思いますのでFIREする前に検討しておくことをお勧めします。
単価は需要と供給で決まる
高スキルを求めるけど、意外と単価が高くない仕事もあれば、逆に最低限の事務スキルがあればそれなりの単価の仕事もあります。
単価は市場の原理で決まります。
目星をつけた仕事がどれぐらいの単価で対価を受け取れるか、しっかり確認しておきましょう。
あなたが不得意ではないけど、それなりに割の良い仕事というを見つけておくことが大切です。
FIRE達成までの道のりは長いので、十分検討する時間はあると思います。
FIRE後に働きたい仕事と単価、その仕事に就く条件など調べておきましょう。
おわりに
都市部付近に住むFIRE民なら労働所得で困る事はあまりないと考えています。
それは一般的な社会人と欲しい労働所得が異なるから競合しないからです。
労働所得は年間100万円もあれば良いと考えているFIRE民は多いかもしれませんが、一般的な社会人でそんな考えを持っている人はほとんど存在しません。
バイトレベルでは生活が出来ないからです。
仮に労働所得に関して何も調べずにFIREしても、ギグワーカー向けの仕事が増えている世の中なのでバイトレベルぐらいなら稼げると思います。
ただ準備しておけばFIRE後に自分のライフスタイルに合った良い職を持つ事ができる確率が上がると思いますので資産形成中に検討しておくことは大切です。