タイを避寒地として約3週間生活してみました
帰国後、確定申告など無事終了して落ち着いたので避寒地でのんびり過ごした話を綴っていきます。
冬季に長期休暇を取り、暖かい地域でのんびり過ごすというのが私の人生設計では重要なので実行しました。
今回は短すぎず長すぎずという3週間の期間で試してみました。
滞在したのはタイの首都バンコク。
東南アジアで乾季は最も過ごしやすいという時期だと思いますし、バンコクなら全て揃っているため生活に困る事は全くないでしょう。
バンコクでサービスアパートメントを利用
避寒地で生活するというテーマがあるのでサービスアパートメントで探してみました。
サービスアパートメントとは長期滞在向けのアパートで洗濯や料理が出来る設備があり、なおかつホテルと同じサービス(フロントや部屋のクリーニングサービスなど)もあるような宿泊施設です。
本来のサービスアパートメントは月単位の長期滞在で賃貸契約するのが主流です(日本でいうマンスリーマンションと同じ)
私は今回かなり割高だけど、気軽に日割で利用できるサービスアパートメントを利用しました。
1BEDROOMかSTUDIOかの選択でしたが、ちょっと贅沢に1BEDROOMにしてみました。
1BEDROOMは日本でいうと1LDKの部屋と同じです。
1BEDROOMは2人暮らしが想定されているためか、ベットはかなり大きいです。
作業用のスペースや棚が広くて使いやすかった。
長く滞在するなら椅子の高さが調整できるタイプがあれば良いけどね。
椅子の高さが固定タイプだと長く作業すると疲れそうです。
リビングはこんな感じです。
都心部にあるコンドミニアムのような豪華さはありませんが、充分な広さがあります。
食事するなら小さな丸いテーブルの方が使い勝手が良かった。
キッチン、冷蔵庫、電子レンジ、ドラム式洗濯乾燥機があります。
玄関にドラム式洗濯乾燥機があるのはちょっと使いづらかったけど、滞在中に最も使いたかったのはこのドラム式洗濯乾燥機。
食器や洗剤など置いてあったので自由に使えましたが、フライパンなど調理器具などないため、まともに料理する事はなかった。
施設内にオマケ程度のプールやジムもありました。
せっかくなので現地で室内用のシューズを買ってジムは利用しました。
明るいマッチョイギリス人に「日本人がジムで体鍛えるなんて珍しい」と言われました。
日本人の一般的な観光なら日程的にジムで体力消耗する余裕なんてないからね。
食に関しては全く困らないバンコク
バンコクは世界中から旅行客が集まる観光都市です。
なので食に関しては全く困りません。
日本人も多く滞在しているし、タイでは日本食が人気があるからか日本食レストランは多く営業しています。
食費に関してはローカルフードなら安価で済みますが、それ以外になると日本と比べても安いと感じることはないと思います。
屋台価格で食事が出来るターミナル21のフードコートPIER21
円安バーツ高とインフレの中でも安価にタイ飯が食べられる貴重な施設です。
多くのタイ人や外国人旅行客が食事しています。
画像のカオマンガイは鶏肉特盛なので多く盛っていますが、通常のカオマンガイを注文すると、この画像の3分の1ぐらいの鶏肉にライスとスープが付いて40バーツぐらい(160円)で食べられます。
カオマンガイも安定した美味しさがありますが、ぶっかけ飯も同じぐらいの価格で美味しいです。
それ以外にもう1品食べたり、またはマンゴースムージーなど追加で飲食しても100バーツ以内で収まります。
日本食は本当に豊富で一般的な定食からラーメン、カレー、寿司、蕎麦、鰻なども食べられます。
大戸屋の定食は日本で食べる味と同じで美味しかったです。
日本食は日系企業とタイ企業で提供されています。
日系だとペッパーランチ、CoCo壱番屋、一風堂といった日本人なら馴染みのある企業が多いです。
日系ばかりではなく、試しにタイ人向けの日本食レストランZENでサーモンや鰻など入っている炙り丼を食べてみましたがサーモンも新鮮で美味しかったし、鰻の味付けも良かったと思います。
タイでは1杯1500円のラーメンとか1個2000円のハンバーガーが普通にあります。
日本でもラーメンやハンバーガーだと高価格帯になると思いますが、特に気にせず食べている人が多かった。
先進国の旅行客向けの食事だと思いますが、私も約2000円のハンバーガー(コーラ付きですが)を食べてみました。
確かにバンズもハンバーグも本格的なレストランで食べるような味でとても美味しかったですが、支払っている金額の割に合わないと思うので日々気軽に食べるものではないなと思います。
外食ばかりすると絶対に栄養バランスが偏ってくるので私は野菜と鶏肉だけ食べて調整したくなります。
そういう場合は高級スーパーにいくと生野菜、温野菜、鶏肉など自由に選んで量り売りで持ち帰れます。
値段は100gで35バーツ(140円)だったと思います。たぶん容器の重さも含みです。
外でのんびり寛げるカフェも多い
海外旅行者のメインである欧米人が多いからか、カフェも多く存在します。
日中の過ごし方としてカフェでコーヒー飲んでいるか、バーで酒飲んでいる人が多い。
カフェ好きには住みやすい街です。
普段はほとんどパンケーキなど食べませんが、チーズパンケーキが美味しそうだったので食べてみました。
食べたらチーズがすごい濃厚だったのでカロリーも半端ではなさそうです。
コーヒーの苦味が苦手な人でも飲みやすいカフェラテだったと思います。
ご飯を食べる時間帯以外は客が少なくてカプチーノが美味しいカフェでした。
カフェレストランだから食事も出来ましたが結局食べませんでした。
のんびり読書しながらカプチーノを飲むには最適なカフェ。
日本人大好きスタバ。バンコクにも多くの店舗があります。
日本ではありえないほど空いているスタバでまったりしていました。
バンコクでの生活が落ち着くと近くのセブンでホットサンドと気分次第でヨーグルトを購入、それにアイスコーヒーを付けて朝飯は済ませます。
暑いから長く歩きたくない、腕が少しヒリヒリしているから日に当たりたくない。
そうなると日中外に出る時間が短くなっていきます。
新旧の観光名所などを見物
バンコクは巨大な観光都市なので見に行く観光名所は多いです。
前半は元気だったのでいくつか見物しに行きました。
ただ郊外まで行くのはめんどくさいと考えてしまい、公共交通機関で気軽にいける範囲で散策してきました。
寺院や黄金の仏像など観に行きました。
観光地になると中国団体旅行者がかなり多かった。
寺院以外にはチャイナタウンなども久しぶりに見物してきました。
新しい名所であるマハナコン・スカイウォークにも行きました。
地上300mの場所にあるガラス板を歩くことが出来ます。
親切なスタッフが「写真撮ってあげるからそのガラス板に座ってごらん」と言ってきたので座って写真撮ってもらいました。
某ユーチューバーは別に怖くなかったというけど、私は怖いと感じました。
まぁ良い経験になりました。
日中はかなり暑いので長く大都市の景色を眺めたい人は夕方か夜に行った方が良いです。
バンコクにはいくつもショッピングモールがありますが、新しく出来たアイコンサイアムには行ったことがなかったので見物してきました。
アイコンサイアムは本当に豪華なショッピングモールです。
タイ人の平均年収は125万円前後らしいが、その年収では手が届かない価格帯のモノが多かった。
タイ人上位層とチャイナマネーで売上確保できるかな?
バンコクはナイトマーケットが多く、安価な価格で食事できたり、服など買えたりします。
マッサージも安いので好きな人は1日おきとかで受けるのもありだと思います。
あとバーでは毎晩欧米人中心に楽しそうに飲んでいました。
街中歩いていても、結構面白いので夕飯食ってからしばらく散歩していましたが、バンコク生活の後半になると部屋で寛ぐ時間が増えてきました。
非日常から日常へ、旅行気分が抜けていくと日常と同じような生活になっていくからだと思います。
大都市バンコク生活で厄介な問題
バンコクでは乾季が最も活動しやすくて良いとは思いますが、大気汚染が結構ひどいです。
本記事の1枚目の画像をみると分かると思いますが、晴天でも霧が掛かったように空気が濁っているのが分かります。
バンコクはコロナ対策ではなく、大気汚染対策でマスクが必要ではないかな。
あと蚊が多かったので次回は虫よけスプレー持っていこうと思います。
デング熱に掛かるとかなりキツいみたいなので予防対策はしておかないとね。
結局、タイは避寒地としてどうだったか?
大気汚染などの問題はありますが、総合力が高いバンコクは避寒地として優れていると思いました。
飲食・治安・観光・娯楽・医療が全て良い都市なんて中々ないと思いますからね。
特に慣れない食事ばかりしていると体が疲れやすくなるものですが、バンコクなら日本食も容易に食べられるので日本人にとっては長期滞在しやすい都市だと思います。
ただ円安バーツ高や現地のインフレによって、バンコク生活をするために必要な資金が想定より掛かるのが厄介な点です。
コロナ前と比較したら日本人にとって旅費は30~40%増ぐらいに感じると思います。
航空チケットだけみるとそれ以上に値上げされた価格も珍しくありません。
また2週間ぐらい滞在すると非日常感がなくなり徐々に飽きてくるから、バンコク+隣国の都市(クアラルンプール、ペナン、プノンペン、ハノイ、ホーチミン、ヴィエンチャン、ルアンパバーンなど)で計3~4週間滞在するのがより楽しめるのかなと考えました。
今のところは数ヵ月間滞在したいとは思わないのでビザの問題は出てこないです。
おわりに
今回のタイ旅行は後半からサービスアパートメントを延泊するか、他のホテルに宿泊するかというプランにしておきました。
結局、延泊せずバンコク市内の定宿探しに他のホテルに宿泊しました。
ランドリーの問題を気にしなくても良いサービスアパートメントは魅力的ですが、それ以外は私にはメリットがあまりなかった。
自炊したくなるぐらい滞在日程が長くならない限りはサービスアパートメントに拘らなくて良いなと思いました。
良い意味であまり頑張らずにのんびり過ごしたから体調も崩すことなく、海外生活を楽しめました。