ホテルのランク分けについてまとめてみた

海外旅行

巨大市場なのに明確な定義がない業界

ホテルのランク分けで有名なのはラグジュアリー、ハイエンド、アッパーミドル・・・という言葉による説明から星の数で評価を示す場合がありますが、実はホテルというものは明確な定義が決まっていません。

これだけ巨大市場なのに国やメディアごとに違いますので結構いい加減です。
特に星の数による評価はいい加減でホテル側も必死に吊り上げようとするためか、東南アジアに行くと、「このホテルが4つ星(中の上)なの?と」思うホテルが多かったりします。

また人によって、このホテルは高級ホテルだと考える人もいれば、アッパーミドルだと考える人もいます。ビジネスホテルと中級ホテル(ハイビジネスホテル)の区分けも人により異なると思います。

例えば私にとっての国内で代表的な中級ホテルは三井ガーデンホテルやカンデオホテルになりますが、人によっては中級ではなくアッパーミドルホテルだったり、ビジネスホテル(エコノミーホテル)だと考える人もいるでしょう。

というわけでホテルのランク分けというのはある程度の定義もありますが、個々の主観も入ったりします

当ブログはFIREと旅行がメインテーマなのでホテルの区分けをまとめてみようと思いました。
今回はホテルのランク分けについて綴っていきます。

高級ホテル

高級ホテルには超高級と高級の2種類に分かれています。

超高級はラグジュアリーホテルと言われていて、一般的に有名なのはリッツカールトンホテルだと思います。

あとは高級ホテルグループの最上級クラスのホテルもラグジュアリーホテルに入ってきます。
ハイアットグループならパークハイアット、ヒルトングループならウォルドーフ・アストリアなどが当てはまります。

また最近東京に出来たアマン東京もラグジュアリーホテルですが、1泊の料金でタワマンの賃料払えるのではないかと思うぐらい高かったのでちょっと引きました。

私は高級ホテル(ハイエンドホテル)でも充分すぎるほど贅沢な雰囲気を味わえるのでラグジュアリーホテルには泊まりません。
しかしネタ的には面白いので機会があればラグジュアリーホテルに1泊してこの記事を更新したいと思います。

ラグジュアリーホテルは1~2人向けでも45~55㎡ぐらいの部屋を提供している場合が多いです。



高級ホテルはハイエンドホテルと言われています。
このクラスのホテルになると多くの人は贅沢感を感じられると思います。

ロビー、ラウンジが豪華でコンシェルジュがあり、ホテルに複数のレストランやバーラウンジがあります。ルームサービスもあり、ホテルから外出せずに贅沢に暮らせます。
あと外資系ならフィットネスジムやプールがあります。(日系のホテルだとフィットネスジムの需要がないのでなかったりします。)

部屋の広さは1~2人向けだと25~30㎡ぐらいが多いと思います。
もちろんこの広さはホテル内では安価な価格帯なのでお金を払えば、もっと広い部屋も準備しています。


ハイアットグループ、ヒルトングループ、マリオットグループ、インターコンチネンタルグループなどが有名ですね。日本人にはヒルトンとマリオットが人気があるかなと思います。
日系ホテルだと帝国ホテル、ニューオータニ、ホテルオークラが有名です。

2022年、大阪に行くときにホテル調べたら朝食込み1泊1万5000円以下と非常に安かったので泊まってみたホテルニューオータニ大阪。
24㎡とハイエンドホテルの部屋としてはやや狭い部屋でしたが快適に過ごせるだけの広さはありました。

まぁすごい豪華だなという印象は部屋ではなかったけど、ロビーはさすがハイエンドホテルという雰囲気でした。

当時コロナ対策なのでビュッフェスタイルは禁止、まるでディナーのように前菜からメイン、締めにデザートとウェイターが運んできます。

こんな堅苦しく朝飯食ったのは初めてです。


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日系と外資系、それぞれのハイエンドホテルの宿泊記です。
高価格帯だけあって贅沢感を味わうことが出来ます。


アッパーミドルホテル

アッパーミドルは中級ホテルより豪華だけど、ハイエンドホテルみたいなブランド力はないホテルです。
ロビーは豪華な場合が多く、レストランやバーがあり、ルームサービスも利用できます。

数多くあるホテルの中でハイエンドホテルと称されるホテルは一部なので都市部で中価格帯以上から高価格帯未満の間にあるのはアッパーミドルホテルが多いのではないでしょうか。

私のイメージだと日系ホテルなら京王プラザホテルや日航ホテルなどです。
地方だとハイエンドホテルがない事も多いのでアッパーミドルホテルが上級だったりします。
部屋の広さはハイエンドホテルと変わらないか、若干狭い部屋が多い。


京都センチュリーホテル。大阪の帰りに1泊して比叡山延暦寺など観てきました。
価格帯は中級ホテルに近いですが、ロビーは豪華でレストランやバー、ルームサービスがあったのでアッパーミドルという認識です。

外国人観光客が日本の入国できなかった時期だったので1泊1万円未満で泊まれました。
コロナ禍の国内旅行は良かったな~

九州熊本市の日航ホテルの朝食
和洋のビュッフェで美味しかった。

客層もビジネス客や落ち着いた客が多く、綺麗なホテルだったのは覚えています。

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台北と高雄で利便性が良かったアッパーミドルホテルの宿泊記です。

どちらのホテルも快適に過ごす事が出来ました。


中級ホテル・ハイビジネスホテル

食事する場所、クリーニングサービス、アメニティ、朝のビュッフェなど
一通りのフルサービスは受けられますよというのが中級ホテルです。

私が考える代表的な中級ホテルは三井ガーデンホテルやカンデオホテルです。

またセキュリティー面での安全性や不快な思いをせずに宿泊できるというのがメリットです。
部屋の広さは15~20㎡ぐらいが多いです。

中級ホテルよりやや低い価格設定でハイビジネスホテルという形態もあります。

ハイビジネスという言葉は恐らく日本国内しか通じないと思いますが、部屋はビジネスホテルレベルだけど、施設を快適に過ごせるために徹底している事です。

例えば温泉施設を作ったり、欲しいアメニティや無料で貰えるものを置いたり。
ドリンクやアイス、また夜小腹が減った時にラーメンなど無料で提供されると出張客なんて喜んで利用すると思います。

日本だとドーミーインが有名ですね。
あのホテルこそ、ハイビジネスホテルというビジネスモデルで成功して高い顧客満足度を得ています。

銀座にある三井ガーデンホテル東京
やや広めの21.5㎡の部屋で快適に過ごせました。
朝食も美味しかったです。

ハイビジネスホテルになるとビュッフェはだいたい美味しいです。
長めの滞在だと気分次第で朝食べたり、外出してカフェで食べたりします。

ドーミーインの朝食でいくらご飯です。
朝からちょっとした幸せですね。

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中流ホテルとハイビジネスホテル、どちらも代表格となるホテルの宿泊記です。
私はこれぐらいのホテルサービスが好みです。


エコノミー(ビジネス)ホテル

安価なホテルとしてエコノミーホテル(日本ではビジネスホテル)があります。

部屋は狭く、ベッド以外のスペースはあまりありませんが特別準備しなくてもアメニティは最小限用意されている。

低価格帯を提供しているため、付帯設備もないホテルが多い。
ただ付帯設備がないホテルは安くても人気がなかったりするので低価格だけど、大浴場があったり、美味しい朝食があったりとハイビジネスのようなサービスを提供するホテルもあります。

エコノミーホテルと言えば、APAホテル、東横イン、ワシントンホテル、東急イン、スーパーホテルなどが有名です。

エコノミーホテルの価格帯でも満足度は本当にピンキリです。
ピンだと部屋が狭いだけで他は意外と良かったりします。
逆にキリだと老朽化したホテルで部屋内で嫌な臭いがしたりするので良く口コミなど調べてから泊まった方が良いです。

一般的なエコノミーホテルの部屋。
部屋の広さは12~15㎡ぐらいが多い。12㎡だとキャリーバックが全開するスペースはないです。
15㎡だと作業(飲食)スペースがギリギリ確保されています。

これはスーパーホテルの朝食です。
低価格帯で人気があるホテルだけあって、朝食はなかなか美味しかったです。

豪華さはないけど、バランスの良い食事が提供されています。

これは某エコノミーホテルの朝食ですが、ロビーの奥にある休憩スペースが食事処として提供されていました。

ほとんど取るものがなく、隣にいたおばちゃんに「ここは本当に種類が少ないねえ」と愚痴られました。エッグ類やサラダなどビュッフェらしいものはなかったから。

周りのホテルと比較しても安かったのでこんなものだろうと思い食べました。


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エコノミーホテルの中では評判が高いスーパーホテル。
朝食無料だったり、ドリンクが無料の時間帯があったり、中には温泉もついていて宿泊客から好まれるサービスが多い。

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部屋が狭い事を許容できればコスパが良いエコノミーホテル。
代表格であるAPAホテルの宿泊記です。


ホステル

ホテルではありませんが、エコノミーホテル・ビジネスホテルより安さを求めるならホステルになります。


個室か二段ベットの相部屋が多く、それ以外の施設は共用スペースとなります。
つまりシャワーもトイレもキッチンスペースも共用です。

ホステルのメリットは宿泊客同士が交流できる共有スペースがあるため、交流が生まれます。
一般的なホテルでは宿泊客同士で交流なんてまずありません。


そのため、交流目的でホテルではなくホステルに泊まる若い旅行客は多いです。
ホステルが好きな人は大人になって稼げるようになっても、ホテルに泊まらずホステルを選ぶようです。
そういう人は1人でホテルに泊まると寂しいと思うみたいです。


デメリットとしては宿泊客同士の距離が近く、セキュリティーが甘いため宿泊施設内で盗難に遭う可能性があります。

特に海外のホステルに宿泊するなら南京錠やワイヤーロープなど準備しておきましょう。

またエコノミーホテルより設備が老朽化していたり、もともとホステル内の施設の質や衛生管理が低かったりするので潔癖症だったり、臭いや音などに過敏症な人が快適に滞在するのは難しいと思います。
ホステルに泊まるなら部屋や施設、そして宿泊客との相性など考慮して、1泊して良ければ延泊するような方法が良いと思います

私が好きなのは中級・ハイビジネスホテル

一通り、ホテルの説明をしましたが私が最も好きなのは中級ホテルです。
日本の場合、ドーミーインのようなハイビジネスホテルも好みです。

私にとって宿泊時に何にも気を遣わず過ごせるところが最高に良いです。

中級ホテルの好きなところはちょうど良い距離感のサービスです。
施設や場所によって客層はかなり異なりますが、ハイビジネスホテルと比べると若年層受けしていると考えています。

ハイビジネスホテルの好きなところは一般的な中級ホテルよりもさらに気を遣わずリラックスして過ごせるところですね。
中級ホテルより部屋がやや狭かったりするけど、それ以上の心地良さや寛げる環境があります。

ただ最近のインバウンドの影響で最も値上がりしているのがこの中価格帯のホテルなのでコロナ前より利用しにくくはなってしまっているのが残念なところです。

おわりに

性別、年齢、趣味嗜好によってどのホテルが良いかは変わると思います。
20~30代の女性が好みそうなサービス(ちょっと豪華なロビー、大浴場、夜景が観れるラウンジ、ちょっと豪華な朝食など)があるホテルだと宿泊客に女性が増えます。

五反田にある三井ガーデンホテルに泊まった時に20~30代の女性客が多かったのを覚えています。
考えてみれば価格も中価格帯で高くはないし、女性の好みそうなサービスが揃っていたからかなと思う。

ホテルにはそれぞれ宿泊客に提供できるサービスの強みが異なります。

どのホテルが合うかはいろいろ泊まってみて探してみるのも良いと思います。

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