普通の会社員よりお金に困らない低資産セミリタイア
いまセミリタイアやFIREブロガーは数多く存在します。
彼らのフルタイム労働卒業時の資産額は本当にピンキリであり、低資産セミリタイアだと数百万円ですし、フルFIREだと富裕層レベルが多いです。
FIRE民はともかく低資産セミリタイアで会社辞めてどうやって生きていけるのだろうか？
そう考える社会人は多いと思いますが、低支出生活しているなら平均的な年収を得て、平均的な支出をして良くある一般的な生活をしている会社員よりお金に困らない可能性が高いです。
なぜ低資産セミリタイアしている人がお金に困らない可能性が高いのか綴ってみます。
一般的なFIREに必要な資産
まず一般的なFIREに必要な資産ですが、死亡する時にお金を多く残したいと考えなければ4%ルール適用でも大丈夫でしょう。
そうなると目安は月20万円の支出で資産6000万円、月30万円の支出で資産9000万円になります。
これだけ持っていて、自分の生き甲斐やちょっとした稼ぎにしようと事業（労働）で少し収入を得られれば安定したFIRE生活ができます。
これなら多くの人が「資産所得で生活費が稼げるなら確かに暮らしていける」と納得すると思いますが「しかし低資産ではやっていけないだろ？」と考えると思います。
次に低資産・低支出生活を考えてみましょう。
年間支出100万円以下の生活に必要な資産
低資産セミリタイアでも上位になると2000万円保有しています。
4%ルール適用で年間80万円を資産から得られます。
不足分は少し働けば充分という感じですね。
年間100万円の支出なら残り20万円をユーチューブやポイ活で稼ぐようにして、不足分はバイトで補えば良いだけです。
だが資産数百万円の場合、資産所得はほとんど期待できないから生活はすぐ破綻する・・・・
と考えがちですが、そうとは限りません。
ユーチューブ、ウーバー、バイト、短期派遣など複合的な所得が得られれば強いスキルを持っていない中年でも年間100万円ぐらいなら稼げます。
これは非課税世帯の所得で生活が出来る倹約スキルがあるからこそ可能なセミリタイアです。
ある意味、年間400万円支出が出来ないと家計が破綻するサラリーマン家庭よりも安全かもしれません。
何故ならリストラや倒産などで失業したら、同じ年収の仕事が見つかるか分からないからです。
月十数万円しか稼げないバイトはほとんどの人は就きたがりませんが、手取りで年間400万円以上稼げる仕事なら多くの人が求めるからです。
ただ資産があまりない人が低支出生活を成り立たせられるのは人的資本が使える間だけなので、老化して使えなくなった時の事も考えなければなりません。
年間100万円の生活など不可能だ！
そう考える都市部の人は多いが、地方に行くと安アパートがあって、生活費を抑えられるため、倹約して暮らせば生活する事自体は可能です。
若年層の低支出生活で考慮するべき点
低支出生活なら収支均衡が容易なため、それなら資産なんてなくても良いではないかと考えるかもしれませんが、そういうわけにはいきません。
何故なら人は老いていき、やがて働けなくなるからです。
もし年金も受給できない状態で働けなくなったら、自分の保有資産を取崩しが始まります。
若くしてリタイアすると月数万円の国民年金だけしか貰えないみたいな事を覚悟する必要があるため、老後資金として運用する元金は準備すべきかなと考えています。
必要な元本は自分が求める老後資金によるので、いくら元本が必要か複利計算シミュレーションで確認してみてください。
若年層だけではなく、氷河期世代も自分らの老後は現在の生活保護制度(セーフティーネット)は機能していないと考えて、しっかりして準備しておいた方が良いです。
法律で定められているから支給額は変わらなくても自国通貨安によって減らされるのと同じような状態になりますからね。
おわりに
低支出生活がストレスなく実現できる人は人生において必要なお金は少なくて済みます。
お金があまり掛からない娯楽は多いですし、スキル向上（学ぶこと）が趣味になればいくらでも無料で学べる時代です。
早くFIREしたいと考えたら、まずは倹約からしっかりしていくことが大切です。
低支出生活が出来れば、それだけリタイア時に必要な資産も減ります。
