長期投資に必要なマインド

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長期投資に必要なマインド

機関投資家と比べて知識量や情報量、そして資金力に劣る個人投資家が投資で利益を挙げるために最も有効的な手段として長期投資する事だと考えています。

そんな個人にとって有効的である長期投資も継続できる人、途中で市場から退場してしまう人と分かれています。

金融資産収入を軸として経済的自立を達成したい場合は長期投資に必要なマインドを持つ必要がありますが、経験を積むことにより自分に合った資産運用が出来るようになると思います。

そんな長期投資に必要なマインドについて綴っていきます。


リスク許容度を超えたポジションは取らない

一度は見たことがある方が多いと思いますが、アセットアロケーションと取崩率の関係が分かる表です。

これを見ると株式100%が最も効率が良い資産運用にみえますが、今後リーマンショック級の大暴落の再来の可能性もあるので、どこまでリスクを許容できるか自分自身で計る必要があります。

様々な要因によりアセットアロケーションは決まるので、万人向けのアセットアロケーションは存在しませんが、あなたが総資産の何パーセントまでの含み損を許容できるか考えるのも一つの目安です。

大暴落が来れば株式は50%まで下がる事を想定した場合
もし総資産の30%までの下落は許容できる場合、株式(Stocks)の比率は60%が限度となります。
大暴落後に狼狽売りや生活費を補うために損切りしないようなアセットアロケーションにする必要があります。

基本的には50% Stocks – 50% Bondsから75% Stocks – 25% Bondsの間で設定することをお勧めします。
シンプルに運用するならStocksをオルカンなどインデックス投信やETF、Bondsを現金で管理しても問題ないと考えています。

日本は長年デフレだったので分かりにくいですが管理通貨制度は通貨の価値を維持するのは難しい制度だと思います。

リスク資産を多く持ちたくないと考える日本人の方が多いと思いますが、通貨は価値が常に下落傾向である金融資産であるため、現金比率が高すぎるのも私はリスクが高いと考えています。


運用資産が上がっても下がっても前向きに考える


10年間のS&P500の推移です。
いつみてもコロナバブルの凄まじさが分かる表です。

これをみると順風満帆に上昇していると思いますが、何度か下落局面もありましたし、こんな上昇相場でも心が折れて市場から撤退した人もいると思います。

長期投資なら短期的に上がっても、下がっても過程に過ぎないので気にすることはないです。

株価が上がれば素直に資産が増えて良かったなと眺めて
株価が下がれば安くなったから買い増ししようかなと考える。

これぐらいポジティブに考えて市場をみていた方が良いと思います。


投資に費やす時間は最小限で良いと思う理由

投資家としての活動自体が好きな人は時間を使って分析したり、市場の動きを常に確認したりすれば良いと思いますが、そうではない人は投資に費やす時間は最小限で良いと考えています。

今の時代、インデックス投信を保有して年1~2回定期的にリバランスするだけで資産運用が出来てしまいます。

大きく儲ける事はありませんが知識がなくても無難な運用成績を齎してくれます。
下手に欲をかかずに投資が出来るから長期運用向きです。

時間は自分の好きな活動に使ったり、スポーツを楽しんだり、語学を学んだり、収入を得るために必要な人的資本を積み上げた方が私は有意義だと考えています。


おわりに

思い返してみれば、長期投資が出来るようになったのは長く続いた上昇相場のおかげかもしれません。

人間は目に見えた結果が出れば、やる気も出ますし資産形成をもっと頑張ろうと考えますからね。

ただS&P500も10年で3倍になるなど上昇速度があまりにも早すぎるため、その反動が来る可能性はあります。

暴落したら買い増ししたいですが大体こう考えている時って暴落しないんですよね・・・
一定の範囲内で下がったり上がったりをしばらくだらだら繰り返しそうな予感がします。

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