FIRE民は本当に老後も安泰なのか?

FIRE関連情報

FIRE民は本当に老後も安泰なのか?

昔からFIREやセミリタイアは存在していましたが明らかに一般的ではありませんでした。

2010年代からセミリタイアという言葉が少しずつ浸透していき、コロナバブルの時に日本でもFIREムーブメントが起きました。

そんな早期退職して好きな事をして暮らすという生き方ですが、本当に生活は大丈夫なのか?
特に老後の生活になってやっていけるのかという疑問や心配は少なくないと思います。

FIRE民といってもいろいろなタイプがいますし、FIRE民だと名乗っていても実態は他人からは分かりません。
なのでその人が所有する金融資本や人的資本によって本当にFIRE達成している人を対象に老後も安泰なのか検証してみたいと思います。


不動産収入主体と金融資産収入主体の違い

昔から存在するFIRE民は不動産収入を主体として自由に生きていると考えられますが、ネット証券により誰でも金融投資が出来る世の中になってからは金融資産収入を主体にして割合が少しずつ増えていると考えています。

20世紀までのFIRE民:不動産主体
21世紀から生まれたFIRE民:金融資産主体

不動産主体の場合、もともと地主の一族で貸しアパートや事務所を建てて収益を持っているグループと社会的信用を使って不動産ローンを組んで複数の不動産を所有して経済的自立が可能になったグループに分かれそうですが、基本的にはどちらも資本持ちです。

不動産会社社長の名刺を持っていて普段働いている様子がない人は不動産主体のFIRE民だと思って間違いないと思います。
賃貸物件を自社で何件も持っていれば、事実上社長の資産管理会社みたいなものですからね。

不動産主体のFIRE民の方がフロー収入がしっかりしていて安定している印象です。


金融資産主体の場合はフルFIREだと4%ルールに該当するまでコツコツ積立投資してきたグループが多く、次にアマゾンやテスラなどの米国株やBTCなど暗号資産で一発当てたグループがいる感じですかね。

どちらの投資が優れているかは断言できませんが、本当の金持ちだとバランス良く所有しているのかなと考えています。


老後問題は中年より60~70代の方が参考になる

老後の問題なら60~70代のシニア層を参考にした方が良いと思います。

中年でFIREしたでは破産からかなり遠い位置にいるし、老後という時期になるのが20~30年後なので老後問題に関しては参考にならないと思います。

ユーチューバーはほとんどいませんが、ブロガーなら何人もいますし彼らがどれぐらい前から現役を引退し、日々どのような生活を送っていて、支出はどうなっているか分かると思います。

中年はまだ活発的に動いている人が多いし、いろいろやってみようと計画している人も多いですがシニア層になると落ち着いています。

ブログ読んでいると安定している人が多い印象です。
老後破綻しそうな人は資本が不充分な時に早期退職した人たちだけではないかなと考えています。



経済的自立した人なら97~98%問題ないと思う理由

今の40~50代でFIREした人が老後も大丈夫か?という話ですが、私は97~98%大丈夫だと考えています。

4%ルールは有名ですが、FIRE民で本当は毎年資産の4%取り崩している人は少ないと思います。
もっと保守的に取り崩していますし、事業収入や労働収入を持っている人が多いため取り崩す生活をしても2~3%に収まっている人が多いのではないだろうか?

リーマンショック級の大暴落と株価低迷はいずれ来ると思いますが、FIRE民ならそれぐらい理解していますし、同等の金融ショックが来た場合の想定しているでしょう。
さすがに大恐慌時代と同じ時代が来たら想定外ですが、100年前とは金融システムが異なるので同じ現象は起きないと考えています。

97~98%問題がないという事は残り2~3%は問題が発生するという意味であります。

それは中年の時に難病に患って日常生活が送れなくなるとか第三次世界大戦が勃発して日本が戦渦に巻き込まれるぐらいの不幸なイベントが来た場合、FIREのシミュレーションから完全に外れた世界になるからです。

難病は避けられないかもしれませんが、戦争リスクは前もって分散できることもあるので考えなければならない事なのかもしれません。



おわりに

老後は大丈夫かという問題はFIRE民だけではなく、国民全員考えている事だと思いますがこれからの厳しい社会を生き抜きためには人的資本や金融資本を積み上げて少しでもリスクを下げる以外はありませんね。

error:Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました