リーマンショック級の暴落が再来するとどうなるか?

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リーマンショック級の暴落が再来するとどうなるか?

多くのFIRE民はリタイア後にリーマンショック級の金融ショックが来た場合、耐えられることが出来るか考えたことはあると思います。

絶望の世界大恐慌、ニクソンショック、オイルショック、ブラックマンデー、リーマンショック、コロナショックと大きな金融ショックが起きていますし、資本主義が続く限り、金融ショックは再来するでしょう。

現在の金融システムで世界大恐慌まで酷い大暴落の可能性はほぼないと考えていますが、リーマンショック級の暴落が来たらどうなるか想定しておく必要があります。

世界的な景気後退の足音が聞こえているので改めて検証する事にしました。


暴落による総資産の減少を改めて計算してみた

先進国株・日本株・J-REITは50%の暴落、債券は20%程度の下落で計算します。
リーマンショック時のような超円高にはならないと考えているので為替の影響は含めません。

現時点の私のアセットアロケーションだと約32%の下落となります。

そして回復には3~4年の期間が必要だと想定しています。


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私のアセットアロケーションはインデックス投信と日米の大型株中心で現金比率も高めに設定しているややディフェンシブですし、充分な生活防衛資金があるのでリーマンショック級が再来しても市場から退場することはありませんが、間違いなく消費意欲が失せます。


ライフスタイルの変化を想定してみた

金融資産が約32%暴落すると今まで積み上げてきた利益の多くが吹き飛びます。

コロナショックのように短期間で回復するなら影響は少ないですが、数年間は回復しないと考えるとライフスタイルに大きな変化をもたらしそうです。

資産収入が主軸であるフルFIRE民の場合、消費意欲は間違いなく失うだろう。

しばらくの間、株価が好調だったので気持ちよく消費活動をし、国内外で旅行もしていますが、株価が暴落すれば回復の目途が立つまでは節約モードに強制的に切り替わると思います。

リーマンショック級を食らったからフィットネスジムを解約したり、カフェにも一切行かなくなるという極端な事はしないと思いますが、ちょっとした贅沢はかなり少なくなるだろう。

「景気は気から」という言葉がありますが、収入源の大半が種銭から生まれている人ほどライフスタイルに影響しやすいかなと考えています。

暴落しても生き残れるかどうかが大切

株式市場が上昇し続けるわけがなく、いつか大きな下落、または暴落が起きると思います。

問題は必ず経験するであろう暴落が起きても、生き残れるようなアセットアロケーションであるかどうかです。

お金というツールは非常に便利ですが、人を破滅や犯罪に走らせる魔力も持っています。

お金に支配されないためには自分自身で欲望や恐怖をコントロールしていく必要があります。

生き残れるアセットアロケーションだと「今の相場ならもっと稼げたのに・・・」という欲望が疼いてきますが、リスクを取りすぎて失敗すればFIRE生活自体が破綻してしまうので注意しなければなりません。

おわりに

株式市場が暴落を回避した代償として通貨が毀損しているのが現状なのかもしれません。

これから経済はどうなるか分かりませんし、予想しても当てられるものではありません。

個人で出来る事としてはバランス良くアセットアロケーションを組んで生き残れるようにし続けるぐらいしかないかなと考えています。
特にFIRE後の資産運用でリスクを取りすぎると取り返しがつかない状況になる可能性があるため、これだけは守っていく必要があります。

「取り返そう」と思う時ほど危険な状態はないからね。

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