【海外ATM】カードを使って現地通貨を引き出す方法
海外旅行好きなら海外ATMを当たり前のように利用していると思いますが、多くの日本人旅行者は実は海外ATMを利用せずに海外旅行をしているのではないかと考えています。
短期旅行なら現金を多めに持っていけば事足りるからです。
ただ海外ATMの使い方を全く知らないといざ現金を引き出したいという時に慌てたりしますので、海外旅行する方は何度か利用して使い慣れておくことをお勧めします。
将来、長期旅行や留学、ワーキングホリデーしたりする可能性もあるなら短期旅行の時に知識として覚えておきましょう。
現地通貨を引き出すだけなので覚える事は少ないです。
それでは海外ATMを使った現地通貨の引き出し方について綴っていきます。
デビットカードを使って現地通貨を引き出す
【台北の空港にあるATM(台湾銀行)の例】
デビットカードを使って現地通貨を引き出します。
私はネット証券などと連結していない普通預金が入っているだけのネット銀行のデビットカードを持って海外旅行時に利用しています。
それは旅行時に最悪盗まれたり、紛失したりしても影響を限定的にするためです。
たまに1枚だけクレジットカードを持って海外旅行する人がいますが、それが使えなくなったらシャレになりませんのでデビットカードは持っておいた方が良いと思います。
あとVISAとかPLUSなど国際ブランドに対応している国際ATMでなければ利用できないので利用する前に確認しておきましょう。
(1)取引の選択
CREDIT/INTERNATIONAL CARD |
NOT CARD CROSS-COUNTRY WITHDRAWAL/CASH ADVANCE PIN CHANGE |
あまり見る事がない選択肢ですが、どうやら通常の利用(クレジットか国際キャッシュカード)か引き出し以外、または暗証番号の変更かの選択を聞いています。
現金を引き出すための利用なのでCREDIT/INTERNATIONAL CARDを選択します。
(2)暗証番号の入力
PLEASE ENTER YOUR PIN
デビットカードのPINコード(4桁の暗証番号)を入力してください。
5桁、6桁が求められても4桁で入力してください。
これが基本的な入力となります。
※1 ベトナムの場合、6桁求められたら4桁入力してから00(ゼロゼロ)と入力して桁数を合わせます。
※2 ベトナム以外で基本的な入力をしてもPINコードエラーが1度出た場合は一旦キャンセルしよう。
PINコードエラーが出た場合、PINコード自体が正しいかどうか、そしてその国のATMについて良く調べてから再度利用しましょう!
3回連続してPINコードエラーにした場合、そのカードは旅行中は利用できなくなりますので注意。
(3)取引の選択
・WITHDRAWAL(引き出し) |
・BALANCE INQUIRY(残高照会) |
・CASH ADVANCE(キャッシング) |
デビットカードを使って銀行口座から現地通貨を引き出すのでWITHDRAWALを選択してください。
私は海外のATMで残高照会をしたことがありませんが、選択すれば口座の残高が分かるかもしれません。
ただ手数料を取ってきたりする可能性があるので残高が知りたければスマホで確認した方が無難だと思います。
(4)利用口座の選択
DEFAULT ACCOUNT (予め決めてる口座) |
SAVINGS ACCOUNT (普通預金口座) |
CHECKING ACCOUNT (当座預金口座) |
CREDIT ACCOUT (クレジット) |
普通口座から引き出すためSAVINGS ACCOUNTを選択します。
(5)引き出し金額の入力
いくら引き出すか聞かれますので、必要な金額を選択してください。
これで取引完了で現地通貨が出てきます。
デビットカードならWITHDRAWAL(引き出し)、SAVINGS ACCOUNT (普通預金口座)
クレジットカードならCASH ADVANCE(キャッシング)、CREDIT ACCOUT (クレジット)
単純な紐付けなので覚えておきましょう。
クレジットカードを使って現地通貨を引き出す
【台湾のセブンイレブンのATM(中國信託銀行)の例】
次にクレジットカードを使って現地通貨を引き出します。
海外キャッシング枠がないクレジットカードだと現地通貨は引き出せませんので渡航する前に必ず海外キャッシング枠を調べておきましょう。
(1)取引の選択
Withdrawal & Cash Advance(引き出し&キャッシング) |
Balance Inquiry(残高照会) |
Union Pay(ユニオンペイ) |
この画面だけ頭だけ大文字だったのでそのままの表示にしています。
現金の引き出しがしたいのでWithdrawal & Cash Advanceを選択します。
(2)言語の選択
ここのATMは12か国の主要な言語が選択できます。
その中には日本語も選択できますが、英語を選択。
日本語が使える海外ATMは少ないので英語で慣れておきましょう。
(3)暗証番号の入力
PLEASE ENTER YOUR PIN NUMBER
PINコード(暗証番号)を入力してください。
注意事項はデビットカードの引き出しと同じです。
(4)手数料の承認
ATM access fee NT&100
feeとは手数料の事なのでこのATMを使うと100$掛かると聞いてきます。
調べれば手数料が安いATM(もしくは無料)もあるかもしれませんが、承認しました。
(5)引き出し金額の入力
いくら引き出すか聞かれますので、必要な金額を選択してください。
(6)明細書の有無について
PRINT RECEIPT (明細書を印刷) |
SHOW ON BALANCE (残高を表示) |
NO RECEIPT & BALANCE (明細も残高表示も不要) |
明細書が必要ならPRINT RECEIPTを選択してください。
不要ならNO RECEIPT & BALANCEを選択してください。
私の場合は明細書を貰って帰りました。
極力手数料を払いたくない人は現地の海外ATMを調べてから利用しましょう。
ただ長期滞在でなければ必要経費として便利で安全な場所を選択しても良いと考えています。
ATMでぼったくりに遭わないようにしましょう
ATMでぼったくりとかあるのか?
と思う人もいると思うけど、両替レートを聞かれることがあります。
両替レートはどうしますか?
DCCの利用しますか?とね
DCC(Dynamic Currency Conversion)といって、通常は数日遅れて両替レートは確定しますが、DCCを利用すると瞬時に確定しますというシステムです。
一見良さそうに聞こえますが、瞬時に両替する手数料をぼったくるという悪魔のようなATMです。
良い提案っぽく提示してくるから恐ろしいです。
そして2択に迫ってきます。
「Defer Conversion/Continue Without Conversion/Decline Conversion」=両替しない
「Immediate Conversion/Continue With Conversion/Accept Conversion」=両替する
絶対にConversion(両替)を承認してはいけません。
どう表示されるかはATM次第でぼったくり手数料も表示されないという悪徳業者みたいな事をしてきます。
両替しないと選択すると現地通貨が得られないイメージを持つかもしれませんが、VISAやPULSなど信頼できる国際ブランドの両替レートで現地通貨を引き出す事になります。
ここ重要なのでもう一度書いておきます。
両替(Conversion)しない⇒信頼できる国際ブランドの両替レートで引き出す
覚えておきましょう。
Conversion(両替)のサービスの画面になったらかなり警戒した方が良いですよ・・・
Conversionの画面で理解できなければ、キャンセル(赤いボタン)を迷わず押しましょう!
手数料だったり、良く分からない事を求められたり、自分が納得がいかない取引が提示された場合はとりあえずキャンセルしましょう。
おわりに
世の中は良くわからずに取引している人からプチぼったくりしてやろうと考えている輩は多いです。
海外ATMも例外ではありませんので、基本的な事は抑えて利用していきましょう。
こういう問題がない日本はやっぱり良い国だなと思います。