【独身FIRE民の課題①】FIRE後の社会的資本

経済的自立(FI)について

自分が求める社会的資本の構築について

FIREはゴールではありますが同時に新しいライフスタイルのスタートでもあります。
フルタイム労働を卒業しただけで幸福な人生になるというわけではありません。

FIRE後の生活の大きな課題としては「お金」「社会的資本」そして「健康」の3つがあると思いますが、独身者がFIREする場合に最も考慮すべき問題は「社会的資本」だと考えています。

私が考える真剣に取り組むべき大きな課題である社会的資本の構築について綴っていきたいと思います。


FIRE後の最大の課題は社会的資本の構築

「お金」や「健康」の方が重要だろう?
そう考える人は多いと思います。

「お金」は経済的自立を達成した時点でほとんど問題はないと考えています。
それはお金を貯めるまでの経験と努力があるから、資産を枯渇するような行動はまず取ることはないと思うからです。

FIREする頃にはほとんどの人は若者はないので「健康」も気を遣うようになっています。
病気など経験すれば、さらに健康管理を真剣に考えて取り組むと思います。


それに比べて今の世の中は1人暮らしで人付き合いがゼロだとしても生活は出来てしまいます。

それは社会インフラの利便性が非常に高くなった事や家事負担を大きく軽減させる家電の出現などによって1人でも生活自体に不便さを感じることはありません。

ただ人間は社会的な動物であるため人生を充実させるためにはFIRE後の生活では社会的資本の構築が重要となってきます。

金銭面や健康面で深刻に悩んでいる状態でなければ、「社会的資本」はFIRE後の最大の課題にして良いと思います。


仕事・趣味・同界隈・相性、何でも良い

交流するためには何かしら共通点が必要となってきます。

男性なら最も多いのは仕事関係だろう。
同じ職場だったり、ビジネスパートナーとしての関係が主流です。
同業界や職種という共通点があれば、話すネタはいくらでもあるだろう。

次は趣味友でしょう。
テニス、ゴルフ、釣り、グルメ、推し活など自分と趣味がある人なら仲が良くなりやすい。
趣味によって性別や年齢層がかなり違います。

同界隈というのは学校のように強い繋がりのコミュニティもあれば、ライフスタイルが似た者同士で集まるという緩いコミュニティもあります。
FIRE界隈でもいろいろなコミュニティが存在します。

最後は相性です。
何かをきっかけに話したら気が合って友人や恋人になって関係が続く事です。
たまたまBarで話して意気投合して友人になった人が10年以上関係が続くなんて事もあるから個々で繋がるのはやはり相性だと思います。


基本的に社会的資本の構築は何が繋がるきっかけでも構わないと考えています。
FIREすれば職場という強い繋がりのコミュニティがなくなるため、多くのFIRE民は解放期が終わって模索期に入れば新しく社会的資本を築きたいと考えるようになると思います。

内向的な人は「許す事」を意識した方が良い

FIREを本気で目指している人や達成する人の多くは内向的な性格だと考えています。

外向的な人は人と接することに幸福を感じるようで基本的には大勢で群れたいという性質を持っていますが、内向的な人は感受性が強いせいか対人的なストレスを感じやすく、あまり群れることを好みません。

内向的な人は1人で楽しんだり、集中して取り組むのが得意で人付き合いも夫婦・カップル・少人数といった狭く深い関係を好むようです。

誰かと会う時に1対1を好む人は完全に内向的な性格です。


私も内向的な性格だから同じタイプの心理は分かりますが、内向的な人が社会的資本を構築しようとする場合は相手に対して「許す事」を意識した方が良いと考えています。


他の言い方も考えましたが「許す」という感覚が最もしっくりきます。


みんな趣味嗜好は違うし、自分と合わない事が多いのが当たり前。

ちょっとイラっとする発言、要らないアドバイス、話したい事が噛み合わない、時間にルーズ、好きな事の話でもヘビーファンとライトファンぐらい熱量が違うなど

いろいろあると思うけど、相手も自分との会話でそう感じている場合も当然あるわけだし、お互い様という事で明らかな悪意を感じなければ基本的には軽く受け流しています。

「苦手な人と無理して付き合う」という意味ではなく、交流してみて自分が興味を持ったり、気が合いそうだと感じた人がいれば仲良くすればよいだけなので、内向的な人は門徒を広げる感じの意識を持つぐらいがちょうど良いと考えています。


独身男性FIRE民が求める社会的資本とは

日本人男性の多くは定年後に社会的資本のほとんどを失うようです。
つまり定年する時の社会的資本の多くは仕事関係という事です。

会社を辞めれば職場という強い繋がりのコミュニティとの関係もなくなりますし、家族がいても妻も子供も自立していて基本的には1人行動するという話はよく聞いたことがあります。

FIRE民だけではなく男性にとって家庭と職場以外でコミュニティをどうするか問題は出てくると思います。

社会的資本にはレベルがあると思います。
レベル5:共に生活する家族
レベル4:パートナーなど密接な関係、長い付き合いの親友、戦友
レベル3:定期的に会える友人関係
レベル2:同じコミュニティに属している親しい関係
レベル1:知人、会えば挨拶したり軽く話す程度の関係

どのような社会資本を望むかは人それぞれですが、自分にとって最適な社会的資本の構築は必要となります。


私は基本的にはフィットネスジム内の緩いコミュニティとゴルフという趣味のコミュニティ、それ以外にもう少し定期的に友人らと会ったり、面白そうな新しい出会いがあれば積極的に交流してみようと考えています。



おわりに

FIREというとお金と自由な時間にスポットライトが当てられますが、それだけでは幸福感を高めるのは難しいと考えています。

私は1人でも割と平気で行動するタイプなのですが
人間の本質は社会的動物なんだなとFIRE後につくづく感じます。

どのような社会的資本を持つのが最適かというと、これだけは自分自身がその最適解を探す以外ありません。

一般的に大人のプライベートでは少数の密で信頼できる人間関係と親しみが持てるコミュニティを1~2つ持つのが最適になりやすいと思いますが、どのような社会的資本が最適かは自分自身が模索する以外ありません。

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