独身FIRE民のストレスとの付き合い方
ストレスは外部からの刺激や内部の心理的な負荷によって引き起こされるものです。
そんなストレスにも良い面と悪い面があります。
良い面としては自分の身を守るために能力を高める努力を引き起こしたり、緊急事態を回避するために行動するようなことに繋がることが出来ます。
悪い面としては長期間にわたる慢性的なストレスにより精神的、又は肉体的に悪影響を及ぼして健康を損なう事態になる事もあります。
FIREしてフルタイム労働から解放されればストレスは確実に減りますが、ストレスとの付き合いは続いていきます。
そんな独身FIRE民のストレスとの付き合い方について綴っていきたいと思います。
FIREするとストレスが無くなるという幻想
フルタイム労働から解放されると「スケジュールに縛られた生活」と「職場での人間関係」から解放されてストレスは激減します。
しかし人間という生き物はどんなに恵まれた人であっても「老い」と「死」と「不安を引き起こす世の中の変化」という避けたくても避けられない事があり、生きる上でのストレスというものは絶対にゼロにはなりません。
そして中年の独身FIRE民は自由な時間が長い分だけ、自分自身にベクトルが集中して向き始めます。
そうなると個人的な満足度を追求するようになります。
何事もやりたい事を模索したり、追求するとストレスもくっついてきます。
でもそんなストレスも必要だなと最近考えています。
行動次第でストレスが改善出来たり、向上性があって達成すれば満足感が得られる生活をしている方が悩んでも仕方がない事を考える時間が大きく減るからです。
「人間は暇すぎるとロクな事を考えない」と聞いたことがある人は多いと思いますが事実です。
FIREするとストレスとの付き合い方が変わる
FIRE後の生活は模索期に入ると「FIREして得た莫大な時間をどのように配分していくか」になっていきます。
全振りして夢を実現させたいと人生の目標が明確な人はそれを目指せばよいと思いますが、そこまでの熱量がない場合は、とりあえず人的資本など基本的な能力でも社会的資本でも健康資本でも影響力・知名度でも自分が欲しいモノを得られるように行動するのが良いと思います。
多くの人は何かしらで社会的価値を示したいという欲求を大なり小なり持っていると思うのでそれを得るために時間を配分するというのがFIRE民の生活としては良いのではないかと考えています。
お金さえ払えば買える商品とは違って、リソースを費やしてもなかなか手に入らないモノは多いですし、それらを手に入れるための過程でストレスを感じる事は良くあると思います。
ただそれらは人生賭けて手に入れたいという熱量もないだろうし、生活費を稼ぐために我慢して継続しているわけでもないのでストレスはある程度コントロールは出来ると思います。
めんどくさいから何もしたくないと言ったところでストレスから逃げられるわけでもないから、それなら得たいモノを追求して行動した方がずっと幸福だろうなと考えています。
おわりに
子育てという人生において大きなイベントがある人とない人では人生におけるテーマが全く異なってきます。
フルタイム労働もせず、子育てもせず、お金の心配もなく、のんびり好きな事をしているのに何がストレスだと一般的に思われるかもしれませんが、どんなライフスタイルをしてもストレスから逃げられる事はないと思います。
ストレスとは適度に付き合っていくしかありません。
だったらなるべく管理できるような形で付き合いたいなと私は考えています。