日本経済衰退に比例して無料サービスも減少する
最近、サービスが充実されるより改悪されてサービスが減らされる方が多くなってきたと実感することはありませんか?
私の身近なところで挙げると海外旅行好きなら保有している人が多いエポスカードの海外旅行保険が自動付帯から利用付帯になりましたし、楽天モバイルも月1GBまでなら無料で使えるサービスがなくなりましたし、PayPayもポイント付与率が事実上減らされた。
飲食店も今まで無料で提供されていたモノ(例えばうどん屋でネギはセルフで取り放題)がなくなったりしています。
これから日本経済は本格的に衰退していくのは避けられないため、無料で提供していたサービスもどんどん無くなっていくのかなと考えています。
経済大国だったから無料で様々な恩恵を得られた
当たり前の話ですが、無料のサービスを提供する企業はコストを掛けて提供しているのは利益獲得のためです。
エポスカードを例に考えてみると海外旅行保険を自動付帯を無料で提供すると海外旅行する人は欲しいクレジットカードになります。
年会費0円で利用しなくても保険が自動付帯になるなら客側にはメリットしかありません。
エポスカードとしては大盤振る舞いしても新規顧客獲得のために提供していたと思います。
しかしお守りとして保有しているだけの人ならまだ良い方でもお金使わないのに海外旅行保険も遠慮なく使う客が増えれば企業側はデメリットしかありません。
エポスカードだけではなく日本の大企業は無料でサービスを使いつくす日本人が増えすぎて、無料サービスで釣って会員数を爆発的に増やしても全く利益にならないどころかマイナスにしかならない事を確信したのかもしれません。
もともと無料で海外旅行保険が付くなんてサービスは日本のようにお金を使ってくれる中間層が分厚い経済大国だから存在したのかなと考えています。
エポスカードだけではなく楽天モバイルの0円サービス廃止やマネーフォワードの無料版改悪もお金を使う気がない人が大量に来て企業側は負債が増えるだけだから続かないのは当然の事だと思います。
これからはサービス有料というのが当たり前になる
無料サービスを提供して新規顧客を増やし、その中で〇%が安定した顧客になってくれて利益につながる。
そんな昔の常識は今では通じなくなっています。
0円サービスで釣った客は金なんて使わないというのが正しい常識でしょう。
これは他国で提供しても当たり前の結果になると思います。
これからは利益に繋がらない無料サービスはどんどん廃止されていくだろうなと思います。
また企業だけではなく公共機関でも同じような流れになると考えています。
少子高齢化で働く人口が減り、社会保障に頼る人口が増える。
そうなれば無料で提供していた公共サービスが無くなる、もしくは有料化に向かっていくのも避けられません。
必要な公共サービスは無くなるより有料化の方がマシだと思うのでどうにかして維持して欲しいものです。
私が高齢者世代になる頃には今の日本社会とは全く違うシステムになっているだろうなと感じています。
おわりに
無料サービスだけではなく、誰が考えてもお得なサービスも徐々に消えていくでしょう。
だんだんお金を使ってくれる層をどうやって囲むかにサービスを集中させていくと思います。
無料サービスも対象を限定する時代に入っていくのかな。
経済が衰退すると社会で恩恵が受けにくくなりますね。