FIRE民になった人と起業した人の人生
私が会社を辞めたほぼ同時期に同業他社の社員も会社を辞めました。
私はFIRE民になるため、彼は起業するためなので辞めた理由は全く異なる。
彼は年齢が近い独身者で前職で5年間ぐらい一緒に仕事をする機会があり、何度か飲みに行ったことがあります。
そんな彼と飲む機会があったのでいろいろ話をしました。
FIRE民と起業家の対談について綴っていきます。
ちなみに彼は私をFIRE民だと思っていませんが。
気楽な人生と競争の中で生きる人生の違い
FIRE後の生活というのはのんびりとした暮らしです。
働いているとしても片手間でやれる範囲だったり、仕事から完全に引退して完全にご隠居生活している人もいます。
フルFIREすれば気楽な人生です。
気楽だから充実して楽しい人生というわけではありませんが、ストレスは本当に少ない生活だと思います。
一方、起業すれば競争の中で生きる事になります。
長年継続している会社の看板で商売出来ませんから個人の信用で商売しなければなりません。
雇用保険のような保証もなければ、仕事で発生した損失や損害は全て自分で負わなければならないためリスクは高いです。
ただ成功すれば収入も大幅に上がりますし、それ以上に自分で意思決定できるので会社員のような経営陣や上司に管理されるストレスはありません。
厳しい世界だけど結果が出れば充実感はあります。
上昇している時期ほど生き甲斐を感じるのは確か
彼は起業して2年目で既に軌道に乗っていて、法人化した方が節税できる水準まで稼いでいた。
具体的な年収は分からないが税金の話を聞いた限りでは弁護士の平均年収より上なのは間違いない。
今は個人事業主として自宅アパートの一室を仕事部屋としているが狭すぎて対応が難しくなっているため、これからこうやっていこうと考えていると一通り道筋を聞きました。
内容の詳細は記載しませんが、〇〇か△△にするか検討中なんだけどお前なら考える?みたいに意見を聞かれた感じです。
やるべき事、検討すべき事は本当に多く、それを考えながら通常業務をして、経理や総務など管理業務も全部1人でやっているのだから大したものです。
週1日も休めないほど忙しいらしいが何か別人のように生き生きしていました。
年収が倍増して事業計画は自分で100%決められる。
当然保有資産も急激に増えるからアプリ(銀行通帳)をたまにみるだけでやる気が出るだろう。
FIRE民が資産形成中の時代にネット証券の資産額をみるのと同じですね。
人生、上昇している時期は生き甲斐あるよなと思いました。
FIREしているとその上昇している感覚は持てないからね。
本当は全然ライフスタイル違うから相談相手としてはかなりズレがあると思いますが、私なりの考え方を述べてきました。
人生は何かを得るために何かを諦めている
のんびり生活ながら起業家のような生き甲斐を得るのは不可能であるし、起業家でありながらFIRE民のようなのんびりとした生活は不可能でしょう。
経済的自立しても納期(締切)や利益捻出に追われる生活ならFIREではなく事業者(もしくはフリーランス)だからね。
FIRE民、セミリタイア民、起業家、会社員、公務員、フリーランスなど、どんなライフスタイルを選んでも得られるもの、得られないものがはっきり出てくると思います。
若年層の間に自分に合った生き方を模索しながら、進みたい道に行くために必要な資本を積み上げていくしかありません。
おわりに
私は高収入になれると言われてもお金を稼ぐために週1日も休めない生活には適応することはないでしょう。
最低でも週5日、繁忙期は休日出勤も当たり前の「フルタイム」で働かないと対応できない仕事の厳しさは身に染みていますからね。