氷河期世代は他の世代より不幸なのか
世の中、氷河期世代をネタにした話は動画でもネット記事でも多いです。
特に上の世代からは「外れ世代」という扱いですし、最近の記事で「死ぬまで踏み台」と書かれるほど悲惨な世代だとされています。
実際にバブル期以前の世代と比べれば就職も大変だったし、入社後のビジネス環境も良くなかったと考えています。
ただそこまで不幸な世代だったかというと私自身はそのようには感じていません。
これは氷河期世代でも個人差がかなりあるとは思いますが、氷河期世代が他の世代と比べて不幸なのかどうかについて綴っていきたいと思います。
社会は変貌した時代に就職活動した世代
バブル崩壊してから日本のビジネス環境は少しずつ悪くなったようですが、多くの諸先輩方が口を揃えて言うのがアジア通貨危機が起きた1997年から明らかに景気が悪くなったという事です。
1997年から日本経済は明らかに下火になり、国際競争力は徐々に低下し、税や社会保険料(給与税)も年々少しずつ上がっていくので氷河期世代以降の日本人は経済環境は悪くなる一方だった日本しか知らないわけです。
それまで男性は正規雇用が当たり前だったのに非正規雇用が増えてきたのは就職氷河期という時代になってからなので20世紀とは違う社会が形成されてきた時代の変わり目だったのは間違いありません。
金融所得課税を30%するという話で株クラ中心にSNSで盛り上がっていますが、これから日本経済は低迷し、更に少子高齢化していくのは確実なため更なる増税は既定路線だろう。
しかし氷河期世代が高齢者になるまでに今の社会保険制度が維持できるわけがないため、散々税金搾り取られた挙句、今の手厚い社会保険制度が受けられそうにありません。
さすがマスメディアから「死ぬまで踏み台」と言われるだけあるかなと感じですかね。
FIRE志向の私にとっては良い時代に生まれた
氷河期世代に生まれた良かった事、悪かった事を箇条書きしてみます。
【良かった面】
・庶民でも資産形成しやすい環境が整っていた(ネット証券など)
・社会に出てある程度成熟した時に長期の上昇相場だった
・労働環境は昭和時代よりマシだった
・多様性がある程度認められてきた社会で生きている
・低価格と安定した日常があった平成時代に生きられた
【悪かった面】
・同世代の人口が多いから受験は大変だった
・就職活動はかなり厳しかった
・男性でも非正規雇用の社会人が増え始めた
・社会保険料の増加により可処分所得が減り続けた
氷河期世代で不利だったことはほとんどお金の問題かな。
経済が成熟して停滞した時代が長かったが、良くも悪くも社会は安定していたと思う。
どの年代に生まれても良い面と悪い面があるでしょう。
ベストではないかもしれませんが私にとっては氷河期世代と揶揄されようが資産を構築できるチャンスや情報は多くあったし、良い時代に生まれてきたと感じています。
ただ上の世代と比べてパワーがなかったのは氷河期世代という先行きが暗かった時代に生まれた影響もあるかもしれません。
上の世代って本当に公私ともに元気な人多かった印象ですから。
おわりに
江戸以前:もはや異次元の世界
明治~大正:この時代に生まれていたらこの世の地獄みてたな・・・
昭和:戦後復興から高度経済成長期、バブル期まで激動の時代
平成:経済は停滞したが物価も安く社会が安定していた時代
令和:停滞期から衰退期に変わり、少しずつ豊かさが消えていく時代へ・・・
何かいつ生まれても一生涯ずっと良い時代を生きるという事はなさそうに思えてきます。
これから「不景気×物価上昇×課税強化」が何年も続く中で少しずつ衰退していく日本社会を激変させる事件が起こりそうで怖いですね。