【FIRE論】賛否が分かれる論点3選

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【FIRE論】賛否が分かれる論点3選

FIREという概念は若年層を中心に浸透したと思いますが、FIREの定義はかなり緩いので様々な考え方が存在します。

私自身は①自分が保有している資産収入が基礎生活費以上にある。②仕事を持っていてもフルタイム労働ではなく、スケジュール管理の主導権を握っている。
シンプルにこの2つが成り立つならFIREだと考えています。

FIREの範囲はセミリタイアから完全リタイアまで及んでいるからこそ賛否が分かれるのだろう。

良くある論点を3つ選んだので私の考えを綴っていきます。


働いて稼いだらFIREには該当しないのか?

最も分かれる論点ではないかと考えている。
これは働く理由にもよるかもしれません。

バイトしないと短期派遣しないと生活が成り立たない。
これではフリーターと同じ。
これで経済的自立と言えるのか?
これで仕事を早期リタイアしたと言えるのか?

ただ一方でバイトや短期派遣は会社員とは違い、気楽な立場で働ける人もいるだろうし、短期という関係だから良いと考える人もいる。
つまり一般的なフルタイム労働より負荷が軽く感じる人にとっては収入が大きく下がっても生活満足度が高くなる事もあるだろう。
これは資産収入があるからこそ可能なライフスタイルだと思う。

また仕事というのはお金(金融資本)を得るだけではなく、人的資本や社会的資本を得る機会にもなるのでお金持ちでも働いている人は多く存在します。

私は働いていてもFIREだと考えています。
ただし会社員のようにフルタイム労働で会社にスケジュール管理されている状態だったり、自分で数週間程度の長期休暇が創れない状態であればFIREとは言えないかなと考えています。


RE(早期リタイア)とは何歳までなのか?

FIREというと30代、遅くても40代で早期リタイア、こう考える人は多いと思います。

私も遅くても40代までにはFIREしたいと考えていました。
しかし50代では早期リタイアではないのかというと、私は違うと考えています。

何歳でフルタイム労働を卒業したいか、卒業してから何をしたいかで適齢期は変わると思いますが、50代からでも手遅れといわれる年代ではないと思うからです。

これから普通の日本人は70歳まで働かないといけなくなるような社会になってくると思うので、50代でフルタイム労働から解放されたら、充分早期リタイアと言えるでしょう。

30代なら超早期リタイア、40代なら標準的な早期リタイア、50代なら晩成型の早期リタイアという事で考えています。

FIREしたら暇すぎてうつ病になるのか?

これはその人の年齢、性格、環境によると考えています。

①年齢が高いほどFIRE生活の合うようになります
②内向的な性格ほどFIRE生活の合うようになります
③都市部ほどFIRE生活の合うようになります

一般的に若いほど人と頻繁に会って遊ぶ機会が多いです。
しかし年を取ると周りが結婚して家庭を持ったり、仕事の関係で近くにいなくなってしまったりして遊ぶ機会が減ってきます。
中年になると仲が良くてもたまに会う程度になるなんてざらです。

しかしその年齢なると、そういうライフスタイルに慣れてきます。
FIREすると自分で動かないと人とのコミュニケーションが激減しますが、中年以降の方が密なコミュニケーションを取らなくてもストレスになりにくいため、年齢が高い方が相性が良いと考えています。

外向的な性格より内向的な性格の方がFIREに合うのも上記と同じような理由です。
世の中、コミュ力があるから外向的にみえるが、実は内向的という人はいるので自分自身の内面を見つめて判断してください。
集団の中で長時間のおしゃべりが疲れると考える人はだいたい内向的です。

最後は周りの環境になりますが、都市部の方が日常の行動の選択肢が多いため充実しやすいです。
逆に周囲に何もない田舎だとスーパーがあれば良い方で生存することは出来ますが、部屋の中だけで出来る事で飽きない生活が出来ないと暇だと感じやすいです。

暇すぎて鬱になるかどうかは人によると思います。
自分が暇で退屈な生活にしかならないと思ったらFIREしない方が無難です。
その通りになると思いますから。
反対にそうならないだろうと考えている人はFIREしても問題がない可能性が高いです。

これは本当に個々の問題であって一方的に決めつける問題ではありません。

人は老いていくのでいずれリタイアすることになります。
そのためリタイア後の生活をどう過ごすかは全員が考えるべきことだと思っています。

おわりに

「FIREとはこういうライフスタイルだ」というライフスタイルは存在しません。

本当に人それぞれです。
人それぞれのFIRE後の生活像があるからこそ賛否が分かれる事が多いのかなと考えています。

100人いれば100通りの人生があるので、必要な資本を蓄えて自分が望んだライフスタイルが出来れば良いのではないかと考えています。

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