FIRE卒業して生き甲斐を求める。充実した人生は想像以上に難しい

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FIREでは生き甲斐を得られない?

ツイッターで「FIRE卒業」というトレンドがあったので調べてみると
どうやらFIREした人が生き甲斐を求めて再就職するという話から出てきたようだ。

会社員では縛られ過ぎてダメだと生き甲斐を求めてFIREしたはずなのに飽きてしまって生き甲斐を求めて再就職。
一見矛盾した話にみえますが理解できます。

FIREは生活費を稼ぐために働かなくても良いライフスタイルです。
FIRE達成すれば無条件で生き甲斐を得られるなんてことはない。

FIREは自分の時間を会社などの組織に管理されないように生きる手段でしか過ぎないからです。
だからFIRE達成してもゴールではなく、FIREというライフスタイルの土俵に立っただけです。

そこから充実した人生を送れるかどうか、その人の行動力や経済力次第で決まります。

FIRE卒業というトレンドとセットで単にFIRE失敗では?というトレンドも出てきているので
何故FIRE卒業せざるを得なかったか綴っていきます。

FIRE失敗例① 働かず生存できるだけの人生

FIRE達成後、自由な生活を送っていた。
午前中はだらだら寝ていて、午後からゲームしたり、映画を観たり、夜はたまに友人と遊んだり、眠くなったら寝る。
そんな生活も短期間なら楽しいが長くなると飽きてしまい、承認欲求を満たさないと生きている意味が分からなくなってくる。


ゲーム、ネット、映画、近場の友人との遊び
Lean FIREだと上記のような娯楽が主になりやすいと思います。
経済的に余力があれば国内外で好きなところを好きな時に滞在したり、ゴルフ、登山、マリンスポーツなどお金が掛かる娯楽にも手が出せます。

ただ娯楽の選択肢が多いと飽きにくいだけで、人間何かしら目的がないと生き甲斐というものは得られにくい非常にめんどくさい生き物だと私は考えています。

だから超富裕層で働かなくても生きていける人であっても何かしら仕事を持っている場合が多いと思います。

FIRE失敗例② そもそも経済的自立していない

FIRE失敗ではなく、そもそもFIREしてないのでは?
という人の例です。

1000~2000万円程度の資産でFXや株売買のデイトレーダーで生活費を稼ぐとか無謀ですよね?
利益を出すためにチャレンジする必要があるので資産を増やすどころか減らす可能性もかなり高い。

また米国だと株価低迷とインフレによってFIREを断念する人も少なくないのだとか。
これもFIREに必要な資産など初めからなくて、ハイレバで高利回りを前提とした計画だったのではないでしょうか。

現物でFIRE達成した人なら今の相場やインフレでも数年程度の期間で断念などする必要がありません。

FIREは完全に自立した人以外、向いていない

FIREは経済的自立と同時に他人に依存し過ぎない自立心がないとFIREしても、どこかに所属したくなるのではないかと考えている。

会社に所属するとやらなければならない仕事、付き合わないといけない人が決められます。
逆に会社に所属せずに活動するとやるべき仕事と付き合うべき人を自分で決めなければなりません。

後者の方が良さそうですが自分から行動して開拓しないとゼロの状態から脱却できません。

FIREは自分から行動して築ける人、もしくは完全無職適正者しか継続できません。

多くの人は会社員かサイドFIREが適している

会社員というライフスタイルは多くの人が選択するため、実は特別悪い生き方ではありません。
長期休暇が必要なく、安定した収入が欲しい人ならFIREなど狙わず会社員として生きた方が幸せかもしれません。

個人や小規模法人では出来ることは限られているので、自分のしたい仕事が大手中堅企業でないと手が届かないなら会社員として働いた方が仕事のやりがいは得られるだろう。

会社員として生きるならFIRE達成するような資産形成は必要ないと考えています。
55~60歳ぐらいでリタイアできるぐらい資産が欲しいという計画で充分ではないでしょうか。


会社員では拘束時間が長すぎるのでもっとゆるく働きたいという人はサイドFIREがお勧めです。
完全無職適正者以外は、FIREしてしばらく何も縛られない無職生活を楽しんでも数か月から数年後には充実感(生き甲斐)を求めて何かしら活動する人がほとんどなので、仕事持った方が良い場合が多いと思います。

事業所得が向いている人もいれば、労働所得が向いている人もいるので働き方は人それぞれですが、どうせ仕事持って働くのだから、最初からサイドFIRE目指した方が効率的です。

おわりに

FIREは誰もが必要ないと思いますが、FI(経済的自立)を達成すると人生は非常に楽になると思います。
資産所得だけで生きられる経済的自立ではなく、事業(労働)所得+資産所得で経済的自立のほうが総合的には得られるものが多いと思うで、達成してみたいという人はサイドFIRE出来るように頑張ってみてください。

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