FIRE後に考える人生において仕事とは何か?

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FIRE後に考える人生において仕事とは何か?

「何故働かないといけないのですか?」

他者から質問されたらなんて回答しますか?

資本(金融・人的)の不足によりFIREが出来ない人であれば
「あなたは働かずに必要なモノやサービスをどうやって購入するつもりなの?」
と聞き返されると思います。

必要なお金を得るために働くという事は、多くの人にとって働く根幹となる最大の理由であり、何歳であろうが充分な貯えを持つ事が出来るまでは働かずに生きていけるという選択肢はありません。

FIRE達成した場合、その働く最大の理由がありません。

しかし世の中、フル(またFat)FIRE可能なビジネスオーナーは引退せずに仕事し続けている人は多いですし、一度FIREしても仕事を求めて社会復帰する人は少なくありません。

社会は生活のために働いている人ばかりではないという事は分かります。


仕事とは何なのか?私がフルFIREしてから仕事について思ったことを綴っていきます。


仕事にはお金以外のインセンティブがある

①目標を持つ事が容易

②成長と達成感

③仕事を通じて社会とのつながりを持つ


この3つは良く言われている事ではあると思いますが、ようは働く事により金融資本だけではなく、人的資本や社会的資本も獲得できるという事です。

超富裕層なのにビジネスを引退しない理由は、社会的資本を失いたくないからだと思います。

職場というコミュニティから去れば社内外の人間関係(社会的資本)を維持するのはかなり難しいですし、仮に維持できたとしてもごく稀にしか接することはないと思います。

何故なら人間は共通の目標がある、もしくは価値観(人生観、趣味嗜好、共感できる事など)が近いから話が合うのであって、そうではないなら話が合うことはないからです。



FIRE民が満足できる仕事は少ない

仕事をすれば得られるモノは多いとはいえ、フルタイム労働は仕事にあまりにも縛られ過ぎで不自由です。

早期リタイアが目標だったとはいえ、フルタイム労働を卒業するという事は今まで積み上げたモノを手放すことになるので実際にFIREする人は少数派だと思っています。

そんなFIREした人たちが仕事を持ちたいと考えた時に、満足できる仕事はかなり少ないと考えています。

・対応可能な業務か
・業務内容に満足できるか
・納期にゆとりがあるか
・対価は納得できる金額か
・顧客に縛られない付き合いが出来るか

これだけ揃えばフルタイム労働せずに仕事が出来ると思いますが、相当難しいと思います。

現実的には
①スポットの仕事だけ請ける(収入は不安定になるので充分な金融資本が必要)
②繁忙期限定で働くようにする(短期契約可能な仕事)
③ユーチューブなど自己完結型が可能なビジネスで収益化(難易度はかなり高い)
④不動産管理会社を経営して収益を得る(資本や社会的信用が必要となる)

どれかになるかなと考えている。


働くかどうかは資産の多寡とは無関係

仕事ではなくても、趣味でもボランティアでも何か生き甲斐となるものを人は求めるのだと思います。

人生には8つの要素で自由な時間・精神的余裕・人間関係・経済力・自己成長・食の豊かさ・健康・生き甲斐があると考えていますが、仕事すれば得られる要素もありますが同時に減る要素もあります。

フルFIRE民には働く派と働かない派で分かれると思いますが、仕事を持った方が総合的に良くなると思えば仕事を持とうと考えるし、逆に総合的に悪くなると思えば仕事などせず自由を満喫する生き方を歩んでいくでしょう。

実際にフルFIREを達成して生活をしてみると人生観が変わってきたり、変化を求めたりする場合もあるので仕事を持ちたいと考えるかどうかは資産の多寡は関係ないと思います。


おわりに

FIREを達成するためには長い時間が掛かりますが、たとえFIREしてもゴールではありません。
ライフスタイルのステージが変わるだけです。

私含めて多くのFIRE民はどうすれば充実した人生を送れるか、バランスを取りながら試行錯誤すると思います。
フルタイム労働時より試行錯誤するのは自由な時間が多いからでしょう。

FIRE後の生活は向き不向きがはっきり出るライフスタイルだと思いますが、仕事だけの人生で引退する頃には心身老いているという事だけは避けたかったので私自身はFIREして良かったと考えています。

今は自由になったらまずやりたかった旅行中心の趣味生活を送っていますが、そのステージに満足したらまたいろいろ試して自分に合うようなライフスタイルに近づけていけたらと考えています。

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