多くの人がコンプレックスを持つ英語の話
英語が話せるようになりたい。
そう考える日本人は少なくないでしょう。
しかしほとんどの日本人は英語を話す事が出来ません。
何故なら英語が出来なくても国内で生活するなら支障がほとんどないからだと思います。
今の10代の若者が社会の中心となる時代になる頃には今とは違うかもしれませんが、氷河期世代以上の年代なら日本語だけで日常生活はもちろんあらゆる学問を学んだり、何か仕事をして稼ぐことまで日本語だけで充分でした。
ではなぜコンプレックスを持つかというと英語には教養としての側面がある事を何となく知っているからだと思います。
また海外旅行している時や国内でも友人と隣にいた外国人と英語で会話している時など「英語でもっと意思疎通できれば楽しく過ごせたかもしれないのにな」と思った経験がある日本人は少なくないと思います。
そんな多くの人をモヤモヤさせる英語について綴っていきたいと思います。
理想としては学生の間に習得した方が良い
英語を習得するためには相当な時間が掛かるため、余暇が多く頭脳が若い学生の間に習得した方が良いと考えています。
英語を習得すると
①ある水準以上の教養があると見られやすい
②コミュニケーションが取れる幅が広がる
③英語圏の情報収集が可能になる
④就職に有利になる
⑤将来、高収入を得やすくなる
メリットは多いですね。
ただ習得に時間が掛かるから強い意志がないと習得する前に挫折してしまいます。
あまり日本人で語る人はいませんが①のメリットは意外なところで人生を良い方向に導いてくれる事もあると思います。
他人から良い評価が得られるとそれだけで公私ともに生きやすくなります。
逆にレベルが高いコミュニティーに属した場合、英語ぐらい話せる人は多いので日本語しか話せないと無駄に評価が下がります。
また外国だとまともな学士号レベルなら英語ぐらいある程度話せる人が多いようなので、そのレベルに達していないと見られます。
社会人における英語学習の優先順位
例えば社会人25歳で何のスキルもありません。そういう場合に英語を最優先してやるべきか?
それに関してですが、私なら最優先ではやりません。
それは外国語だけ出来ても価値が低いからです。
日常会話が出来ても仕事に必要な専門知識やスキルがなければ戦力としては使えません。
ビジネス通訳者の単価が高いのはその業界に必要な知識+言語があるからです。
英語が使えないと仕事にならないポジションにいるなら話は別ですが、英語が出来なくても仕事に支障がないなら仕事に直結するスキルから覚える必要があります。
社会人の場合、このスキルがあればこの職種に従事する事が出来ますというスキルの獲得が最優先になります。
お金を稼ぐのに直結するスキルが優先となるので社会人になってしまうと多くの人はなかなか英語学習に時間を費やせなくなります。
趣味でやるには時間が掛かり過ぎるし、スポーツと違って充実感が得にくいからね。
だから後回しになっていくうちに結局やらずに終わるのが英語なのではないかなと思います。
ですが、これからの時代は若い世代ほどスキル+英語(もしくは他のメジャー言語)を持っていないと稼ぎにくい社会になっていくと考えられます。
なので最優先ではなくてもどこかで習得しなければならないと意識しておいた方が良いと思います。
海外旅行に英語習得は必要かどうかについて
海外旅行の場合、英語が分からなくても何とかなります。
今はスマホという便利なツールがありますし、そもそも旅行という行動は各国公用語が違っても必要なコミュニケーションが大きく違うことがあまりないからです。
ただ最低限の英語が分からないと不便すぎるので旅行に必要な最低限の会話と英単語ぐらいは把握しておいた方が良いかなと考えています。
旅行は移動・飲食・買い物・宿泊の基本4項目を抑えるだけで充分なのでこれぐらいは海外旅行する前に準備しても良いのではないかなと考えています。
パターンは限られていますので時間は掛からないと思います。
しかし現地にいるとちょっとしたコミュニケーションが取れれば良いのになと思う場面があります。
会話できる幅を広げたいと考えた場合、英語の習得が必要となります。
旅行ではなく移住するなら英語より現地の公用語を習得した方が良いかなと考えています。
公用語が英語ではない国だと英語が出来ても通じるのは限定的ですし、国や地域によってはほぼ通じないなんてざらにありますからね。
おわりに
英語は簡単な言語だと言われていますが、日本人にとっては厄介な言語だと思います。
一言でいうと日本語と英語は文の構成や母音子音など関連性がほぼないからだと思います。
そんな厄介な英語を私は習得したいと考えたのは海外セミリタイアが可能な状態になっているからかなと思います。
語学留学までは考えていませんが、国内で出来る範囲で地道に英語学習していきます。