退屈と背中合わせ、早期リタイアの理想と現実

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早期リタイア後の人生

リタイアして悠々自適な人生というのは一見理想的に思えるが
現実にはそうでもないという話は良く聞きます。


私も似たような話を身近で聞いたことがある。

釣りが大好きで毎日でも行きたいと言っていた元中小企業の社長が引退して、その生活をしてみたら半年も持たずにたまにしか行かなくなった。

ゴルフが大好きで週3~4回はゴルフに行きたいと・・・・・このリタイア者は数年は良くゴルフしていたそうですが、いずれ週1日、多くて週2日というペースで落ち着きました。

どの職業にも適正というのは存在するのと同じで、実はリタイア生活も適正というものが存在すると考えていて、多くの日本人は暇すぎるという状態に耐えられないと考えています。

「俺は会社は早く辞めたい、長時間労働より暇な方が良い(少なくてもマシ)に決まっているだろ。何言ってんだよお前は・・・・」

と思う人もいるかもしれないが、FIREも適正がない限り、せっかくFIREしても「退屈で嫌になりました」と一般社会に戻るFIRE民も実在すると考えています。
若年層ほど戻りやすい傾向にあります。


退屈になる理由は、単純です。

FIREすれば自由になりますが、自由になると孤独になるからです

多くのまともな人は孤独が長時間になると耐えられません。
また多くの同世代と違う人生を歩んでいるのでよほど自信がない限り、不安になっていくでしょう。

孤独は人を退屈とか寂しいと感じさせます。
多少ストレスが掛かってもコミュニティに所属したいと考えるのが普通の人間というものです。

幼少期から若年層の間、コミュニティに属しているのが当たり前だったのだから当然といえば当然です。

リタイアは退屈と背中合わせというのは事実だと思うけど
リタイアした後に得られる膨大な自由の時間を使いこなせるのは人それぞれなのだなと思います。

また30~40代で早期リタイアする場合、周りの同世代のほとんどは現役です。
社会的地位を高めたい、子供のために稼ぎたいと頑張っている人たちばかりです。
自由に生きている

と周りと価値観が合わなくなります。

30~40代で経済的自立を達成してもFIREに踏み切れない人のほとんどがこの孤独を恐れています。
周りと比較して自分の価値を確認したい人はFIREという生き方には向いていないかもしれません

満足できるかどうかは自分次第

仕事(会社)を辞めて何をするのか?

多くの会社員の早期リタイアに対する考えはこうです。
もう少し具体的にいうと「早く会社を辞めたら、早く老後が来るだけ」と考えているのだろう。

老後の生活なんて退屈で退屈で仕方がないと・・・・


FIREしたいあなたにこっそり伝えます。

FIREすれば自分で時間配分を決めることが出来ます。
働くも遊ぶも学ぶも創作するも旅するも自由なのです。

必要に応じてスキルを得たり、コミュニティに参加したり、収入源を確保する必要があります。
自分で必要な要素を揃えなければならないというのがどこかに所属しているのと違います。

FIREは利益を追求する一般的な独立(起業)とは違い、自分が満足するような人生を歩むために独立するようなものです。

結局、FIRE後も自分が納得できるような人生を手に入れるために頑張る必要があります。

退屈な生活にするのも、充実した生活にするのも自分次第です。
私にとっては、フルタイムで働いていた時代とは比べ物にならないほどFIRE生活は良いと思っています。

これから経済的自立を目指すならサイドFIREがお勧め

複数のFIREブロガーは早期リタイアよりも経済的自立を達成することが大切だと語ります。

経済的自立を達成できれば、確実に人生の選択肢は増えるからです。

なぜ会社を辞められないかというと収入源がなくなり、生活が成り立たなくなるからです。

金融資産と人的資本の両輪で生活を支えるサイドFIREはあらゆる面でバランスが良いです。
お金のため、事業拡大のための起業ではなく人生を満足させるための起業がサイドFIREなのかなと考えています。

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