【本業】長期的な視点で考えることも大切

経済的自立(FI)について

FIRE後も稼げるスキルを考える

FIREというと入金力が注目を集めますが、FIRE後に稼げるスキルであればサイドFIREしやすくなるので長期的な視点でみれば、FIRE後に稼げるとサイドFIREに多くの資産を必要としなくなります。

多少余裕をみて年間240万円の生活費が欲しいと考えている人が繁忙期だけ働けば年間150万円程度稼げるように容易に出来るなら、資産所得は90万円で良いとなるので4%ルール適用なら2250万円となります。

それなら余裕みて資産2500万円をゴールとしても良いわけです。
FIREの場合、資産所得240万円を目指すと4%ルール適用で6000万円が必要となってしまうので人的資本が大きくなると金融資本への依存度がかなり減らすことが出来ます。

つまり本業で大きく収入を伸ばすことを難しくても、FIRE後に稼げる職種のスキルがあれば経済的自立への近道になる事もあります

なるべくアウトソーシングしたいという需要

今の時代、多くの経営者は組織の核となる人材以外はなるべくアウトソーシングしたいという需要があります。
それは繁忙期だけ必要な知識と経験がある人を雇いたいという要望があるからです。
それを満たすために短期契約の派遣社員や業務委託契約が存在します

日本は解雇規制が厳しく、労働者が泣き寝入りしない限り解雇するのは容易ではありません。
割に合わないから解雇したい、不況で売上高がしばらく戻らないそうだから解雇したいと経営者の都合通りにはできませんから。

必要な時に必要な能力を持った人に仕事を依頼したい。

経営者に都合の良い考え方にみえますが、サイドFIREやフリーランス側にとっても悪い話ではありません。
一般的な労働者は毎月安定した収入が欲しいと考えるので、数か月間の繁忙期だけ働きたいとか週1~2日だけ働きたいという労働者は少数派です。

これから日本はメンバーシップ制で定年まで働くのは難しくなりますが、事業(労働)所得が得やすい社会になっていくと考えているのでサイドFIREを目指す人にとっては悪い流れではありません。

本業をどうするか考える時に始めは収入増加を狙いますが、当然他の人も狙ってくる地位なので簡単に入社できる会社はありません。
稼げる会社への転職が無理だと感じたなら、次は収入は大きく増加できないがサイドFIREに繋げられる職種を検討してみましょう。

大きく分けると2種類あります。

個人事業(フリーランス)でも稼げる仕事なら事業所得が得やすい
もうひとつは個人事業では難しいけど、組織内の仕事として一定期間(繁忙期)、もしくはテレワーク可能な仕事です。

この2種類の仕事を研究していくと、この仕事が出来るようになれば自分のライフスタイルに合ったサイドFIRE後の収入源になるかなと考えるようになります。

個人事業として稼げるスキル

サイドFIREを目指す人は店舗や事務所を借りて事業することはしないと考えていますので、あくまで自宅兼事務所(ノートブックとネット環境があれば)で出来るような仕事に限定します。

そうなるとクラウドソーシングの仕事が受注できるサイトで研究するのが手っ取り早いです。
どのようなスキルがお金になるか、またこのスキルを得るためにはどのような職種に就けばよいか考えると良いでしょう。

フリーランスというとプログラミング言語やデザインなど専門性が必要なイメージがありますが、ユーチューブの動画編集、ブログ記事作成、PowerPointで資料作りなど副業でも出来そうな仕事もあるので興味があれば、まずは勉強してみて、出来るようになったら簡単そうな案件からやってみるのもありだと思います。

本業をサイドFIRE後に最大限活かしたいなら高度な知識や実務経験が必要な仕事の方が単価が高いため、それを本業で学び、将来の収入源を確保しつつ、サイドFIREに必要な資産形成も可能になります。

個人事業可能かつサイドFIREにも向いている仕事だとIT関連に集中してしまうので、それ以外にも目を向ける必要があります。

個人事業では難しいけど自由に働きやすいスキル

次は個人事業としては難しいけど、自由に働きやすいスキルについて
これは派遣の仕事を研究すると良いと思います。

自分が希望するサイドFIREは
1.一定期間働いて、他の期間は自由に暮らす(繁忙期に働くスタイル)
2.原則週4休3勤みたいに週当たりの労働時間を減らして楽に暮らす

前者は繁忙期に必要な分を稼いで、残りは自由気ままに生きられますし
後者は仕事に追われず、適当に社会との接点も持ちながら比較的気楽に過ごせます。

仕事研究する前にどちらが良いか検討してみてください。

そうすると
この業界の多くは繁忙期が決まっていて、繁忙期の4ヵ月間だけ派遣社員を求めている。
この会社は経理の仕事があって、仕訳入力や売買掛金の処理を週3日従事して欲しい。

年間通じたフルタイムはいらないけど、仕事に対応できるスキルがある人に必要な分だけの仕事量をお願いしたいという要望はあります。

短期派遣ならパソコンがちょっと使えます程度でも採用される仕事や未経験OKの軽作業も存在します。
だからサイドFIREのためだけに転職する必要はありませんが、本業で覚えた仕事が将来、労働所得を得やすくなるという事が計算できるようになるとサイドFIRE計画は楽になります

ただテレワーク出来ない職種だと住む地域が限定されてしまいますのでサイドFIREしたけど、多少縛りが出てくるような事はあります。

おわりに

本業の収入が増えて入金力が増せば、資産形成のスピードが上がります。
本業の収入がサイドFIREの収入源に繋がって、ある程度稼げる見込みが立てられるならサイドFIREに必要な資産が少なくなります。

本業に掛ける時間はよほど環境に恵まれている人以外は通勤時間を含めれば週50時間を超えるのではないでしょうか?
これだけ時間を使っている本業だからこそ、本業について真剣に考えなければなりません

特に若年層なら自分にプラスになるような状況に変えられるチャンスはあると思うので、初めから何もせず諦めるような事はないようにしてください。

本業の給料はそれほど良くないが、職場環境も良いし、労働時間が長いわけでもなく、仕事も大きな不満がない。そのような状況で転職して今より厳しくなったらと考えると転職には踏み切れない。

と考える人が収入を増やすため、収入源を確保するためには副業を考える必要があります。

本業を変えたくないなら次は副業で検討してみましょう。

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