サイドFIREをお勧めする理由とは
経済的自立を達成して現在FIRE生活中ですが、生活している中で始めからサイドFIREを目指した方が良かったなと考えることがあります。
FIRE目指している方は働かないと生きていけないサイドFIREよりもFIREのように資産所得>生活費を成り立たせて、働かずに普通に暮らせた方が良いと思うと考えるかもしれませんが、1つの参考になればと考えています。
経済的自立しても多くの人は仕事を求める
経済的自立を達成して、早期リタイアしました!
FIRE生活は目覚まし時計をセットせずに安眠できる幸せから始まります。
縛られることがほとんどないので自由に旅行出来ますし、遠出しなくても近くのスーパー銭湯で平日のんびり過ごせたり、空いているジムで筋トレできたり、好きなだけ映画など観ることが出来ます。
無職状態であれば世界一周旅行、語学留学、またコンドミニアム借りて長期の海外暮らしなども出来るようになります。
ただ無職状態が死ぬまで続いても快適に過ごせる完全無職適正者か趣味に没頭して無限に時間を費やせる人ではない限り、遊びだけの人生というのは飽きてきます。
飽きて何か活動に向かわせるというのは
私は人間が持つ生存本能なのではないかなと考えている。
人間は社会的動物なので社会に接して活動していた方が脳が満足できる。
そのように創られている生き物だと思います。
(その本能を完全に無視して快適に過ごせるのが無職適正者です。)
個人差はあると思いますが、数ヵ月から数年の間に自由な状態には飽きてくると思います。
何か活動を持ち社会と繋がるというのが仕事が最も手っ取り早いため、多くの人は仕事を求めます。
なのでどうせ仕事を持つ方向に動き出すならFIREではなく、最初からサイドFIREで設計した方が資産やスキルを効率良く形成してより良い経済的自立を得られるのではないでしょうか。
短期の語学留学してから世界一周したいなど長い期間自由に動ける事が必要な夢であれば、サイドFIRE資金+夢を実現するための資金で考えて夢を実現した後にサイドFIRE生活をすればよいかなと考えています。
仕事を持つこと自体にメリットがある
仕事をすれば得られる主なメリットは下記の通りです。
①仕事の対価としてお金がもらえる
②自分の仕事が誰かに認められる(誰かの役に立つ)
③仕事を通じて人との繋がりが出来る
④アイデンティティのベースとなる
①が多くの社会人にとって仕事を持つ最大の理由であるが経済的自立すると②から④のいずれかがメインとなると思います。
サイドFIREしているならライスワークを避けられると思いますので仕事を持って事業所得や労働所得を得られるように人的資本を磨いておきましょう。
週2~3日とか平日の午前中だけ働くなど時短労働なら気楽ですし、仮にこの時短労働でもストレス溜まる職場(職業)や客先なら、一区切りついたら辞めればよいだけです。
人生の選択肢が最も増える生き方
これがサイドFIREを勧める大きな要因となります。
例えば
無職(FIRE済みなので経済的な心配はない)
ウェブプログラマー(サイドFIREで週20時間程度の仕事持ち)
同じ経済力でも後者のほうが圧倒的に社会的信用が高いです。
仕事(収入)を持っている事とFIREより達成までの時間が掛からないため、若さの残して活動できるという事が人生の選択肢もFIREより増やしてくれると思います。
人的資本を大きくして家庭が持てるレベルまで経済力を高めるのも良いですし、仕事を通じた良い付き合いも出てきますし、サイドFIREなら数週間の長期休暇も仕事を調整すれば可能になると思います。
サイドFIREはFIREのような気楽さと自由度はないし、会社員のような安定性はないかもしれない。
しかし金融資本と人的資本の両輪を使って活動し、社会的資本も得やすくなるので一番良いとこどりしやすい生き方ではないかなと考えています。
おわりに
サイドFIREはFIREの50%の資産で良いのか?
事業(労働)所得+資産所得を50:50で考えれば、そういう事になりますが
良い目安としては自分がLean FIREができる資産だと考えています。
目安となる数字で言えば、多くの人は3000~6000万円ぐらいがサイドFIRE資金として良いのではないかと私は考えています。
必要な資金は人それぞれというのが正解なので自分がいくらあればLean FIREできるか計算してみてください。
また人的資本に頼れるならこれぐらいは最低限稼げるという計算でサイドFIRE資金を計算しても間違いではありません。