4月は入学式と入社式を思い出させる時期
4月初旬になるとお馴染みの映像が流れてくる。
それは入学式と入社式だ。
報道されるのは入学式は名門大学に入学する大学生が多く、入社式は有名な上場企業に入社する新社会人が多い。
この映像を観ると今でも思い出しますよ。
その当時、入学式や入社式で何を考えていたかとか・・・。
同じ新たなステージのスタートでも高揚感が全く違うからこそ覚えているのかもしれません。
そんな入学式と入社式について綴っていきます。
希望で溢れていた大学の入学式
人生で最も自由なのは大学時代だ。
そんな事を言う人が多いし、実際にそうだと思います。
バイトが選べる年齢になるから稼ぎやすいし、自由な時間は自分も同級生も多かったから遊ぶなら最も適した時代と言えます。
また意識が高い学生なら若くて自由な時間があるから多くの経験や能力を身に付けられる良い期間だと思う。
実際に若者らしい遊びや交流、海外留学を通じて語学習得など4年間で得られるものが多かった同級生もいました。
大学の入学式はそんな楽しい新生活が始まる。
多くの人が高校時代より楽しめそうだという明るい雰囲気だった。
入学式に初めて会った数人の同級生と仲良くなったり、これから始まる新生活に大きな期待を持てた1日となった。
懲役40年という言葉が重く感じた入社式
今日は入社式。いよいよ社会に出て働く日が来た。
目覚まし時計に叩き起こされて重い体を動かし、自宅を出る。
朝から満員電車だ。この時間に通勤するなら毎朝この満員電車と付き合っていかなければならない。
そして入社式。大学の入学式とは違い、高揚感は全くなかった。
私と違って高揚感に溢れた新社会人もいるだろう。
CAになりたいから航空会社に入社したとか理想の自動車が創りたいから大手自動車メーカーに入社したなど激戦を勝ち抜いて憧れた会社に入社した人たちは存在するから。
しかし私はそんな崇高な志で入社などしなかったため、入社した会社に憧れなど全くなかった。
入社した理由は、年収など待遇が良かったのが最初に挙げられます。
あとはこれから稼げそうな事業に必要なスキルを覚えてみたいぐらいだった。
就活中に懲役40年という言葉を良く使っていた友人いて、今も記憶に残っています。
若くてお金がない時に懲役40年という言葉が非常に重く感じました。
経済的自立する以外、道はない
懲役40年は単なる揶揄ではありません。
気が付けば住宅ローンなど支払いに追われる生活になっていて定年まで働く以外選択肢がなかったりします。
若い時に金持ち父さん、貧乏父さんを熟読しました。
収入を得られる資産を築く大切さは分かりますが、その肝心の種銭はどうするのか書いてません。
種銭はどうやって築くのか?
それは私にとっては労働で稼いだお金で地道な積立投資以外、道はありませんでした。
人的資本で稼げない、金融資本でも稼げない状態で早期退職するとどうなるか、大学時代に日雇いバイトしてその末路が分かってしまったので中途半端では本業は辞めませんでした。
日本社会が変わって、バケーションが一般的になればみたいな希望は持つだけ無駄です。
そうなったとして何十年後か分かりませんし、仮に欧州みたいな社会になったとしても恐らくそれを享受できるのは一部の上場企業勤務だけだと思います。
懲役40年から脱出するならLean FIREやサイドFIREなど自分に合った経済的自立する以外、道はありません。
ただ現実的に多くの日本人はFIRE(経済的自立してから早期退職)を選ばないと思いますので、異業種に転職が可能な年齢までに自分の適性を見極めて自分に合った仕事に就くことを意識して動いた方が良いかなと考えています。
おわりに
入社式は新卒一括採用だから行われている儀式でもあります。
もっと社会を柔軟にするためには本当はこの一括採用を止めた方が良いかなと考えています。
卒業して何年かは派遣社員などで経験してから正規雇用になるのが一般化した方が労使ともに良いと思うからです。
1社で定年まで働くことが少なくなる時代に一括採用に拘る必要があるのか疑問です。
新卒の時は社会経験がないから自分に何が適正かなんて分かりませんからね。
また来年の春になって入学式や入社式の映像を観たら、当時を思い出すのだろう。
それだけ人生の新たな門出になった日だったと言えます。