リセッション前夜とは思えないほど活気がある東京
最近外国人観光客が急増しただけではなく、日本人も多くの人が東京中心部に集まり消費活動をしているように思います。
現在、ほとんどの分野の製品、食品、サービスなど価格が上がっていると思います。
これほど満遍なく値上がり、リセッション入りになりそうな指標が出ているのに街中に出ると活気があります。
2023年のGWは去年の予算の1.7倍だというアンケート結果もあるようで、久しぶりにコロナを気にしなくても良いGWだという事もあり、羽振り良く消費している人は少なくないようです。
カフェやレストランにも人が溢れていますし、ショッピングしている人も多い。
ブランド品を買いに列も出来ています。
株式市場を中心に情報を得ると悲観的な情報の方が多いと思いますが、実態はちょっと違う。
そんな不思議な状況について綴っていきます。
コロナ禍で資産が増えた人が日本経済を回している
一度くらい「強制貯蓄」というキーワードを聞いたことがある人はいると思いますが、コロナ禍の自粛により、本来消費されるはずだったお金が強制的に貯蓄に回ってしまい、その金額は70兆円の規模になるのだとか・・・
またコロナ禍の経済対策で異次元の金融緩和など実施したおかげでコロナバブルが発生しました。
このコロナバブルのおかげでガチホだけでも総資産が20%ぐらい増えた人はざらにいたと思いますし、勝負して勝った人は倍以上になった人もいるでしょう。
リスクゼロになったわけではないが、かなり収束したので消費活動が活発になったのだと考えています。
FIRE・セミリタイア民は資産が急増しても無駄な浪費をする人が少ないが、一般的な人ならお金が増えれば財布の紐も緩くなるというわけです。
世界的なリセッションとなる2024年になったら
いよいよ世界的なリセッションに入っていくように感じています。
半世紀に一度の凄まじいリセッションになるか、それともマイルドなリセッションになるか今は分かりませんが、前者だった場合は倒産・廃業・リストラが凄まじくなるだろう。
そうなれば富裕層でも事務所や人を抱えたビジネスをしている人は相当苦しくなるだろうし、リスクを負った不動産や金融投資している人も資産が激減して消費を控えるようになるかもしれません。
ただ世界的なリセッションになっても、普段通りの生活が可能な人たちも少なくないと考えています。
フルタイム労働時代なら様々な業界の景況感を感じる事が出来たのですが、今は出来なくなったため、あくまで街の景況感しか分かりません。
東京は29万人の富裕層が住む街なので意外と街の雰囲気はリセッションになっても変わらないかもしれません。
ある程度資産があれば金融資産を投げ売りしないと生活できなくなるようなアセットアロケーションにはしないだろうから。
おわりに
考えてみれば、東京は森記念財団が毎年発表している世界の都市総合ランキングで第3位、富裕層の数は世界2位、都市圏という範囲でみれば東京都市圏は世界1位の人口が住む世界有数の大都市である。
日本では2番目の大阪都市圏と比較しても約2倍の差がある突出した大都市です。
そんな大都市が活気がないなんて事はまずないのかもしれません。