年間生活費のコンフォートゾーンを決める要素
極端な考え方を持っていない限り、人は自分がストレスが掛からない年間生活費で生活することが多いと思っています。
そんな快適に支出できる年間生活費のコンフォートゾーンはどのような要素で決まっていくのだろうか?
これは自分が持つ経済力を計る要素でもあり、世間一般的にはお金を貸し借りする時に必要な信用としても使われることが多いと考えています。
今回は年間生活費を決める要素について綴っていきたいと思います。
所有する収入(金額×安定性×リスク)が核となる
核となるのが収入源だと思います。
収入源が弱い人ほど消費には消極的になりますし、収入源が強い人ほど消費に積極的になることが出来るからです。
収入源とは金額×安定性×リスクで決まるので単純に平均年収では決まらないと考えています。
例えば同じ年収600万円でも社会的地位によって異なります。
大企業の会社員なら毎月の収入源として安定しているので計画的に消費することが出来ます。
安定性がやや不安になるフリーランスになると収入に変動リスクが生まれるため、大企業の会社員と同じような年収であっても、同じようには使えません。
売上が少ない時期を考えて貯蓄率を上げる必要があります。
さらにリスクを負っているスタートアップしたばかりの企業オーナーになると安定した基盤が出来るまでは給料が入るどころか自己資金を会社に投入することもあり得るので軌道に乗るまでは消費できるような状態ではないでしょう。
経営が軌道に乗って売上が安定してきたら役員報酬を上げたり、交際費や経費を使える余裕も出てくるため、一般的な会社経営者のようなイメージの消費が可能になってくるでしょう。
FIRE民の場合でも資産収入だけの人だと、得られる収入より消費は抑制的になりやすいですが、サイドFIREで稼ぐことが出来る人や資産収入で大きな収益を上げられた人は消費にやや積極的になることができます。
資産を持つほどコンフォートゾーンが広がる
保有金融資産が100万円の人、1000万円の人、1億円の人、10億円の人では消費のコンフォートゾーンが違います。
お金が少なければ少ないほど、生活リスクに備えるお金を貯める必要がありますので消費には回せなくなります。
逆にお金が多ければ多いほど、資産運用による運用益を得られるため、消費に回せる金額が増えていきます。
レベルでいうとこんな感じでしょうか
LV1:生活防衛資金がないため、貯蓄が急務
LV2:生活防衛資金はあるが老後に充分なお金はない
LV3:コーストFIREが可能な資産はある
LV4:セミリタイアやリーンFIREが可能な資産はある
LV5:フルFIREが可能な資産はある
LV6:贅沢三昧しなければ死ぬまで使い切れない資産はある
LV7:贅沢三昧しても死ぬまで使い切れない資産はある
これらの資産額は家族構成やライフスタイルによって人それぞれとなりますが、一般的にLV6までたどり着くとさすがにお金の使い道を決めて使うと思います。
サイドFIREで稼げる人はLV4でも自分がやりたい事にお金を使うと考えています。
それは少しでも若いうちに経験した方が良いことが多いし、人的資本で稼げる自信があるからこそ消費に積極的になれます。
楽観的か悲観的か、最後の変動値は性格
最後の要素は性格です。
楽観的だと「これぐらい使っても大丈夫だろう」と経済力に見合った消費は出来ますし、逆に悲観的だと資産運用で大きな利益を出したとしても「世の中、何が起こるか分からないから支出は抑えよう」と消費には回しません。
何事もバランスが大切だと思いますが、それはアセットアロケーションも消費も同じかなと考えています。
上記は一般的な経済感覚を持つ場合ですが、浪費家なら経済力を超えた消費をして破滅する事もあったり、逆にお金を貯めることが最高の娯楽という人なら消費でお金を使う事はなく後期高齢者になった時が最高資産額で人生を終えると思われます。
おわりに
経済力というのはフロー(収入)×ストック(資産)×性格の総量で決まっていきます。
ようするに
人的資本で稼げる人ほど年間生活費のコンフォートゾーンが上がりやすい
金融資本だとある程度突き抜けないとお金は使いにくく、使えても一時的であり、割り切りが必要
運用成績は「今年は下がる要素より上がる要素の方が強そう」と予想は出来ても、結果なんて終わってみなければ誰も分かりません。
年間生活費のコンフォートゾーン上げたいなら人的資本を積み上げて収入源を強固にしていく必要がありますし、それらは資産形成中に準備しておいた方が良い結果になりやすいです。