FIREしない方が良いと思う人の特徴
FIREを出来るならしたいと考えている社会人は70%ぐらいいるというアンケートがありましたが、現実の世界ではFIRE民になる人はごく少数派です。
経済的自立を達成するのが難しいという点もありますが、それ以外にFIREしても全然幸せな生活が送れないという人がかなり多いと思うからです。
私のブログを読んでいる方でも
経済的自立はしているがFIREするか迷っている人
FIREした後の人生に不安を持っている人
FIREするために資産形成を頑張っている人
単にFIRE後の生活に興味があって記事を読んでいる人
さまざまだと思いますが今回は私が考えるFIREしない方が良い人について綴っていきます。
自分の経済的自立の根拠が危うい人
まずはこれを挙げておきます。
その経済的自立は本当に大丈夫ですか?
という話です。
例えば
サイドFIREなのに事業所得はFIRE後に考えるとか
投資の目標利回りが市場平均を大きく超えていたりとか
収支計算上でも資金がショートする未来が分かるとか
経済的自立をしていれば5年10年で資産不足が不安で再就職するなんてあり得ないわけです。
コロナショックから2024年前半までは信じられないぐらい上昇相場でしたがこんな時期が長期間続くわけがありません。
この上昇相場を平常時だと思って考えると計画は間違いなく狂ってくると思いますよ。
FIRE後の資産運用はネガティブな計画ぐらいでちょうど良いです。
仕事を辞めても自由な時間しかない人
会社員さえ辞めれば自由な生活が待っている。
やらなければならない義務がなくなるため、莫大な時間を手に入れることは出来ます。
ただし時間だけあっても自由に生きられるかどうかはその人次第です。
老後の年金生活は飯食って、テレビを観て、近所に散歩や買い物して、風呂入って寝る。
これを健康寿命が尽きるまで繰り返しているシニア世代は多いと思いますが、FIREしてもこれと似たような生活しかできない人はいます。
自由になったら「○○がしたい」と思っても自分のリソースに余裕がないと結局やれないのが人間です。
選択肢を複数持つためには「お金」「若さ」「能力」「行動力」「社会的資本」など必要になってきます。
FIRE後の生活でどういう生活になるか想像してみて、その生活が自分が望まない生活になりそうならFIREは考え直した方が良いです。
無職適性があまりない人
最後は適性ですね。
これは本当に重要だと考えています。
世の中には様々な職種があります。
建設現場で肉体労働する事に向いている人もいれば
営業マンのように商品を売る事に向いている人もいれば
開発員のように研究を積み重ねる事に向いている人もいます。
全ての職種には適性というものがありますが
無職というポジションでも適性があります。
無職適性がない人は長期間、暇な時間だけがある生活をすると鬱や無気力状態になります。
無職適性がない人は以下のような感じです。
・他人軸で生きている人
・休日に時間を持て余してしまう人
・孤独になると不安を感じやすい人
・お金が減ると不安を感じやすい人
該当する項目が多いほど無職適性がないと思うので辛くて今の会社を辞めるにしても、他の会社に所属して仕事自体は辞めない方が良いと思います。
無職適性が高い人ほど自宅に引き籠る生活を好んだり、長期間会話しなくてもストレスは感じることはありませんが、多くの人はそれが長い期間になると耐えられないと考えています。
FIRE民になったら1人で過ごす時間が爆発的に増えると思うので無職適性が必要となります。
完全無職適性者以外はライフスタイルの中に仕事や交流を組み込むことによって調整するようになると思います。
おわりに
人生は本当にいろいろだと思うけど、FIRE後の生活に合う人は日本人では少ないと考えています。
適性がない人は再就職が出来ればよいのですが、出来ない場合は鬱っぽくなって引き籠り生活をするようになると思います。
経済的自立を達成したとしても自分にFIRE後の生活に適性があるかどうかは必ず確認してみてください。
ただ経済的自立をすることはどのような人生であっても生きることが楽になると思うのでお勧めします。