平成と令和で若者が欲しいものに変化がある
博報堂生活総合研究所(以下、博報堂生活総研)は、1994年から30年ぶりに、19~22歳未婚男女を対象に「若者調査」を実施。30年間における、若者の意識の変化を明らかになったようです。
1994年(平成6年)と2024年(令和6年)では全く異なる時代ではあるため、同じ国で生きていても人生観は全く違うものになると思います。
今回はそんな若者の意識の変化について綴っていきたいと思います。
1位は「お金」これは当たり前だと思った
19歳から22歳という大学生世代に聞けば、欲しいものは「お金」になるだろうなと思いました。
これはどの時代に聞いても1位になるだろう。
何故なら絶望的に足りない人が多いからです。
若い頃は自分自身が望んで行動すれば交流もしやすいし、お金があればやりたい事が多くあったし、欲しいものも多いと思う。
私も大学時代は「お金」があれば買いたかったモノやサービスはありました。
しかしわずかな貯金とバイト代での生活なので常にカツカツです。
今の時代はバイト代が少し上がったところでほぼ全ての物価が上昇しているから「お金」への渇望は30年前より強いのも分かります。
「時間・自由」の価値高騰。FIREの概念が影響?
欲しいものを3つ挙げてくださいというアンケート。
「運」とか「幸せ」みたいな抽象的なモノが選ばれた理由は、やはり30年前の方が余裕があったのだろうなと思う。
お金がないのはほとんどの若者の共通ですが、今ほど将来不安がなかったように思えます。
FIRE民の私の感覚でいえば「お金」があれば「時間」も「自由」も「安定した暮らし」も手に入るのに別項目にある理由は、「お金」というのは今現在欲しいモノが手に入るぐらい金額なのかもしれません。
このアンケートは恋人が欲しいという若者が減ったと若者の恋愛離れを強調したいと思いますが、人類はインターネットが自由に使えるようになってから、恋愛だけではなく人間関係全般にも大きな影響を与え、人生観までが変わったと思います。
1994年の頃は携帯電話も普及してなかったと思うので超アナログ社会ですからね。
それにしても「お金」「時間」「自由」がベスト3なんて20歳前後の若者にもFIREの概念が充分浸透しているのでしょうか?
おわりに
「お金」「時間」「自由」が欲しいなら経済的自立するしかありません。
20代は如何に人的資本を伸ばせるか
30代は資産形成を順調に行う事ができるか
これを意識し努力して生きていれば高い確率で経済的自立を達成することが出来ると思います。