拠点とライフスタイルについて考える

ライフスタイルに大きな影響を与える拠点
おわりに

ライフスタイルに大きな影響を与える拠点

人生を変えるためには何をすればよいのか？

いくつか方法は存在しますが、拠点を変えるという事が１つの方法です。

住む場所が変われば、利用する店から付き合う人、またあらゆる出来事まで変化するので人生が大きく変わります。

環境が変わった事で人生にも変化が出てきます。
人生は環境によって決まると言われるぐらい、生活環境は重要です。

そんな拠点とライフスタイルの形について綴ってみます。

一般的な１拠点生活型

自宅から職場まで通勤してたまの余暇にどこか遊びに行くのが最も一般的なライフスタイルです。

自宅と職場というのは当然生活に最も強く紐づいた関係であり
「自宅から通える職場を探す」
「職場に通える自宅を探す」

だいたいこの２つのいずれかの理由で自宅や職場を決まることがあると思います。

ほとんどの会社員、会社役員、公務員、その他労働者は自宅以外に宿泊する機会が短い（少ない）ため、このライフスタイルを選択していると考えられます。

１拠点多移動生活型

人は自宅と職場という紐づけによって移動の制限が強くなりますが、職場の影響がなくなる状態になると自由に移動する事が可能になります。

自分自身が自由に利用できる拠点は１ヵ所だけど、国内外に自由に移動して滞在しますというライフスタイルが1拠点多移動生活です。（自由度は働き方次第です）

例えば自宅には8ヵ月間滞在、自宅以外の国内に2ヵ月滞在、海外に2ヵ月滞在みたいなライフスタイルです。
このライフスタイルは気が向いたらフラッと旅が出来る生活にも出来ますし、自己完結で出来る事業にしてしまえばノマドに近い生活も可能です。

住居に支払う費用は拠点以外の宿泊費のみで住むため、経済的な負担は比較的軽いです。
極端な人は自宅にはあまり滞在せず、あちこち移動して生活していると思います。

住居がないと国内で受けられるサービス（保険や金融など）に制限が掛かりますし、法人を持つことなど不可能になりますので自宅以外で宿泊することが多いFIRE民はこのライフスタイルを選択している人が多いと私は考えています。

拠点移動生活型

短中期の滞在ではなく、長期滞在してじっくりその地域の暮らしをしたいと考えている自由人は拠点ごと移動して生活していると考えています。

例えば、東京→札幌→バンコク→大阪→台北など拠点を年単位(長くて数年)で滞在し、住んでみたい街に移動し続けるライフスタイルです。

東京にいる時は首都圏中心に関東、札幌にいる時は北海道と自宅の近くに行きたい旅行先があるため、非常に効率的です。
またその地域の生活を1年通して味わえるため、短中期の滞在より深く知ることも出来ます。

デメリットとしては拠点ごと移動するため、良くも悪くも地域の人との関係は疎遠になります。
また地域で登録が必要だったり、ある程度密着しないといけない事業を持つ事は困難です。

２拠点生活型(デュアルライフ)

いろいろなタイプがあるけど、2拠点生活をする人もちらほらいます。

東京と大阪みたいに大都市での２拠点生活。これは事業家に多いライフスタイルです。
都市と田舎（または国内リゾート・温泉街）や日本の都市と海外の都市みたいな組み合わせもあります。

２拠点生活をすると利用してもしなくても常に２拠点分の維持費がかかるため、事業家やFIREの中でも上位のお金持ち、また親の所有物件で自由に使える立場にいる人が多いのではないかと考えています。

拠点があると現地での暮らしにあればよいなと思うモノを揃える事が出来るから便利なのは間違いないですが年に2～3ヵ月間程度しか利用しないなら２拠点持つ必要はないかなと考えています。
コスパ悪すぎです。

ただ私がもし有り余る資金があるFatFIREだと仮定した場合は2拠点生活を選択したと思います。
長期滞在できるビザと現地で自由に使えるコンドミニアムがあれば自由度が高まりますし、便利なのは間違いありませんからね。

その他の生活型

他には拠点なし移動生活型（ノマド型）や多拠点生活型があります。

ノマド型だと本来は住所不定で様々な場所で生活することになりますが国内で暮らす場合、住所不定だど不便なことが多いと考えているので実際には親の実家で住民票は取っていると思います。
住民票抜いているノマド民もいると思いますが私には正直実態が分かりません。

最後に多拠点生活型ですが、３つ４つ拠点を維持するのが容易な経済力を持つ人が出来るライフスタイルなので一般人がこの生活をするのはほぼ不可能だと思います。

一般的には１拠点を持って活動するか、拠点ごと移動して活動するか、それともデュアルライフかいずれかを選択することになると考えています。

私が選択したライフスタイル

私は１拠点多移動生活型を選択しています。
（一般的な１拠点生活と異なるのでこのような言葉で綴っています。）

理由しては
・現在の１拠点(自宅)圏内の生活でそれなりに満足している。
・法人を持つために固定した拠点が１つ必要。
・長く旅行しても2～4週間程度で十分だと考えている。
・国内外で移住したいと思う気持ちがあまりない。
・金銭面だけで考えるとこれ以上理想を求めても割に合わない。

親や友人にも日帰りで会いに行けますし、自宅圏内で必要なサービスがほとんど手に入る。
生活するならそれで充分だと考えているし、特に不満もないため、移住したいと考えていません。

ただ人生経験として大阪(関西圏)と札幌(北海道）には１度ぐらい年単位で滞在してみたいなと考えたことはあります。実施するなら今の住所を残したままでする予定です。
海外では年単位で滞在したいと考えている都市は今のところありません。

最後に金銭的な面を全く考えなければ、今の生活より満足度をまだ上げることは可能だと思いますが、そのために収支のバランスが大きく崩す必要があります。
・満足度を少し上げるために稼ぐための時間を増やす
・生活自体が成り立たなくなるリスクを負って資産を減らす生活を受け入れる

上記の2択になります。
また支出を増やした分だけ他の支出を減らすという方法もあります。
しかし現在自分なりに試行錯誤して支出の最適化された状態になっているため、私にはどの選択も割に合いません。