一般的なお金持ちのイメージとは
お金持ちというとどういうイメージを持っていますか?
高収入で高級車に乗ったり、高級ブランド品を購入したり、上位になると数億円する高級マンションに住んでいる派手な暮らしをしているイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
そのようなイメージはテレビを中心としたメディアが大きな原因だと思いますが、実在するお金持ちの多くは間違いなく地味な生活を送っていると考えています。
本記事では富裕層について綴っていきたいと思います。
地味な人が多くて当たり前な理由
富裕層の定義として金融資産で1億円以上保有している世帯を指します。
古いデータですが、2011年のワールド・ウェルスレポートによると日本人の富裕層の60%が高齢者、80%は56歳以上です。44歳以下だと9%程度です。
高齢になると消費意欲も減退しますし、本当に欲しいものはすでに保有している場合がほとんどだと思うので生活は自然にお金をあまり使わない地味な生活になると考えられます。
そもそも資産形成は浪費家には絶対に出来ない行動であるため、お金持ちの状態が維持できている人は富の蓄積が長年できた証拠だと言えます。
儲かっている企業オーナーや遊んで暮らしてもお金が残る資産家など一部を除けば、堅実に生活しているのが見えてきます。
私が仕事を通じて知っている元企業オーナーの富裕層たちは小さな会社を手堅い事業でコツコツ稼いでリタイアする時は自宅と事務所(ほかに不動産持っているならアパートや駐車場など)が残り、それらを貸して家賃収入を得て余生を過ごす形の人たちです。
収益を生まない無駄に立派な自社ビルを建てたり、派手に遊んだりしてした先輩社長はバブル崩壊後の不況で倒産まで追い込まれたのを知っていたのでそれらを教訓にして堅実に暮らしていたからこそ数億円の資産を残してリタイアできたのかなと考えています。
お金持ちだとバレるとリスクだらけの社会
実社会でお金持ちだと分かるとリスクがかなりあります。
企業オーナーであれば、ビジネスで儲かっているならもっと値下げしてくれと客から要求されるかもしれませんし、怪しい投資話を持ち込まれたりして収入源や資産を奪われるかもしれません。
一般的にお金を持っていると知られたところで、たかられるだけなのでメリットはありません。
変な輩に狙われたら、身の危険すらあります。
日本の衰退と比例して間違いなく窃盗や強盗という犯罪は増えてきますから。
また都会だと仕事関係者の前でなければ、そこまで気にしなくても良いかもしれませんが、世間が狭い地方だと普段の生活でも気を遣う富裕層は意外と多いのかもしれません。
支出が多いかどうかは収入次第
最後にお金を使うかどうかですが、単純に収入があるかないか次第ではないかと思います。
企業オーナーで高収入で交際費など経費も使える立場なら、付き合いにお金をパッと使う人も多いでしょうし、引退して年金と資産収入で暮らす人なら財布のひもは固くなるだろうし。
好きな使い方をしてもお金が残って富裕層になった高収入の人もいれば、平均年収より高いけど高収入ではない人が長年コツコツ資産形成した結果が富裕層入りという人もいるので、一概にはお金持ちはお金を使わないとは言えません。
人にご馳走したり、好きなモノを買ったり、好きに旅行したりしても富裕層になれた人の多くは企業オーナーか開業医だと思います。
高収入の企業オーナーであれば、ブランド狂いとか夜の店に狂ったようにお金を費やす浪費家でなければお金は余るだろうから。
ただ会社を経営していて数十年間ずっと安定して儲けられるという人はまずいないと思うから、無駄なお金はあまり使わず、苦しい時には引き締める事も自然とできるから富裕層になれるのだと思います。
おわりに
富裕層になるまでにお金を無駄に使わずに資産形成し続けた事と年齢的にもう高齢者なので今さら資産食い潰すような派手な生活をするわけないよね。
そう考えると地味な生活しているのは当たり前と言えば当たり前かな。