【稼ぐ力】経済的自立するための人的資本の考え方
FIRE達成のために最も重要な事は何と聞かれたら、人的資本による稼ぐ力だと答えます。
FIRE関連の情報をみると資産運用の話が多いため、投資がメインのように感じる人は多いと思いますが、本当に重要なのは種銭を創る事であり、そのために必要な入金力なのです。
本気でFIREを目指す人なら支出の最適化は出来るようになりますし、積立投資も難しくはないため、入金力を増やすことが最大のテーマになるわけです。
今回は稼ぐ力を身に付けるためにどのような方向性で努力すればよいか、綴っていきたいと思います。
【業界×職種】本業についての考え方
人的資本で稼ぐとなった場合、軸となるのは本業です。
最初から副業で稼ごうとするのは悪手です。
入金力を上げるためには稼げる本業に就く必要があります。
仕事には業界×職種という考え方が一般的であり、利益率が高い業界で稼げる職種ほど収入は高くなります。
逆に言えば利益率が悪い業界、稼げない職種でどんなに頑張っても給料は上がりません。
それは会社自体が儲かることがないため、労働者に高い給料を払えないからです。
転職がしやすい若い年齢であれば、積極的に自分に合った仕事を探してみましょう。
業界×職種で片方だけ変わると転職しやすく、キャリアは活かせますのでよほどの事がない限り両方とも変えない方が無難です。
また収入面以外では本業がFIRE後に人的資本を使った収入源として働きやすい仕事を選択すると人生の選択肢を増やすことが出来ます。
個人事業として業務委託しやすい仕事、時短して働きやすい仕事、リモートワークしやすいIT関連の仕事、繁忙期がはっきりしていて短期派遣の需要が高い仕事などです。
中年になるまではチャンスは多くあると思うので、業界や職種を研究してより良い本業に就けるように行動できれば、FIRE達成もしやすくなり、FIRE後の生活も選択肢が多くなります。
本業+副業なら起業するレベルの努力が必要
本業で平均以下の収入でも転職したくないという人も多いと思います。
・職場の雰囲気が悪くなく、長く続けられそうだから
・収入面では不満だが仕事内容が自分に合っているから
・年齢的に転職するリスクが大きいと感じているから
本業を変えずに収入を増やしたい場合は副業するしかありません。
日本社会の仕事は厳しく、よほどのホワイト企業ではない限り、本業だけでも疲弊します。
副業は本業以外の余暇を使って仕事をするわけなのでかなり大変だと思います。
副業が個人起業であれば、それを収入源するためには起業するぐらい努力が必要です。
時給のバイトも副業にあたりますが、バイトの掛け持ちとは違って正社員+バイトは相当キツイと思いますし、かなりの根性が必要です。
個人的には副業するなら本業の派生で出来る仕事、もしくは個人起業で自己完結できる事業を優先してやってみる事をお勧めします。
サイドFIREを目指すなら人的資本が軸となる
FIREの中でも3つの資本をバランス良く持ちやすいのがサイドFIREだと思いますが、サイドFIREの軸は人的資本になると思います。
サイドFIREで成功している人はFIRE後の生活で資産収入を生活費にしているより再投資に回している人が多いと思っているからです。
サイドFIREは人的資本と金融資本の2本柱で生計を立てていきますが、人的資本が太い人ほど金融資本に依存せず生きていけるので自由度は高いです。
一般的に人的資本が主軸の人ほどお金を使う事が積極的になることができて、金融資本が主軸の人ほどお金を使う事が消極的になっていきます。
自分がやりたい事があるという場面で思い切ってお金を使ってやる事が出来るか、大金が掛かるから辞めるかの選択で人的資本があると前者を選ぶことが出来ます。
ちなみに後者はお金を持っていないわけではありません。ただ使いきれないというだけです。
稼ぐ力を持つという事は単純にFIRE達成までの時間が短縮されるだけではなく、FIRE後の生活で選択肢も増えるという大きなメリットを得ることが出来ます。
おわりに
20代の頃は「俺はどんなに頑張っても月3万円残すのが限度・・・」
そういう人は多いと思います。
私も20代の頃は収入は高くないし、欲しいものは多いし、友人らと遊び代も必要だったので月3万円残すのは本当に大変でした。
私は若い頃はそれでも構わないと考えています。
若い頃はとにかく人的資本をどうやって伸ばすかに全力で取り組むことが大切です。
時間は掛かりますが、充分な収入を得られるようになれば入金力が上がりますし、FIREが本気でしたいなら収入が増えても無駄に支出はしなくなると思います。
それを継続すれば種銭が出来るようになります。
種銭がつくれればFIRE達成という希望の光が見えてきます。