70%以上の男女がFIREを望んでいるらしい
ヤフーニュースに気になった記事があったのでピックアップしてみました。
FIREムーブメントが終わり、完全に下火になったかと思っていたら、意外と日本人に根付いていました。
少し前まではセミリタイアとか早期退職という言葉が主流でしたが、今ではFIREといった方が話が通じるかもしれません。
FIREしたい理由 ベスト3
①仕事・会社からの解放
②時間の自由を得る
③好きなことをして暮らす
ベスト3とありますが、結局フルタイム労働から解放されて自由に生きたいという事ですね。
FIREについて語る番組を視て思う事
今の一般的なFIRE論では、ファットFIREは基礎生活費+娯楽費を賄う、リーンFIREは基礎生活費のみ賄うという意味が主流なのかな?
これはFIREが一般化・大衆化したから本来のファットFIREの意味が変わってきたかもしれません。
あとFIREについて語られるときに勝ち組目線から見たFIRE像と生活保護以下のFIRE像という感じで極端に分かれているように思います。
コメンテーターは全員社会で成功した人ですので一般人との人生観とはかけ離れています。
一方でFIREした一般人となると生活保護以下の生活をしている人ばかりクローズアップされます。
実際には少ない資産で早期リタイアした人が多い界隈なのかもしれませんが、ファットでもリーンでもない会社員レベルの生活費で暮らしているFIRE民も少なくないと思います。
「(その生活)何が楽しいの?」という問いについて
FIREというとお金だけが大きくクローズアップされますが、本当はFIRE後の生活って楽しいのかどうかがメインの話題になると思います。
人生が楽しくなるからFIREするよりも職場に縛られず気楽に過ごすためにFIREするという人が多いと思います。
人間が幸福を感じるためには幸せな事を増やすことと同じぐらい不幸な事を減らすことが重要です。
生活費を稼ぐためのフルタイム労働から解放されること自体、不幸を減らすことに成功することになります。
私は働かなくても金融資本によって生活するのには困らない状態であり、自分が主体的になってやりたい事、やってみたい事にチャレンジ出来ていれば十分人生は楽しいと考えています。
FIRE後の生活は何年か掛けて自分が模索した中で快適だと思うルーティンに落ち着くと考えています。
私はまだ模索中ですが、いずれ記事にまとめて綴ってみたいと考えています。
おわりに
こういう番組の多くはコメンテーターとゲストが嚙み合っていない場合が多いと思います。
「それは長期休暇と何が違うのか。」
→日系企業勤務なら数週間程度すら休暇が取れないでしょう?
「本人が楽しいならいいと思う。ただ正直、“何が楽しいの?”っていうのが本音だ。どうせいつか死ぬんだから、もっといろいろやればいいのにと思う。」
→本人が楽しいならいいとか全然思ってないよね・・・
「シェアハウスをやっている知り合いが無職の人に住まいと食料を与えていたが、そこに長期間住み続けられる人は本当に少ない。」
→ゲストは金融資産1億円以上保有し、年間300~400万円使っていると言っているのだからその無職と比べるのはおかしくない?
ゲストに対して話を引き出すような形にしてほしいですね。
コメンテーターが自分の主張や存在感を強くするような事は必要ないと思いました。