40代前半でFIREするメリット・デメリット各3選

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40代前半でFIREするメリット・デメリット各3選

FIREという言葉がメディアに出始めてから3年以上経ちました。

一時的なブームは終わっていますが、今もFIREという言葉は死語になっておらず、目指す人も多いです。

そんなFIREですが、肯定的な意見と否定的な意見に分かれています。

当然メリットもあれば、デメリットもあるのですが、今回は40代前半でFIREすることによるメリットとデメリットについて綴っていきます。

【メリット①】労働から解放され、日々のストレスが大きく減少

年齢に問わずFIRE最大のメリットになりますが、生活費を稼ぐためにフルタイム労働する必要がなくなるという状態を創ることにより、日々のストレスが大きく減少します。

ストレスの原因は仕事に縛られる事と職場の人間関係の比重が大きいからです。

社会人の最大のストレスの要因がなくなればストレスも当然減ります。

フルFIREとサイドFIREではストレスの除去率が違ってきますが、サイドFIREでも人的資本を使った稼ぎ方が確立していればフルタイム労働時代とは違って楽に働くことが出来ると考えています。


【メリット②】ある程度ゆとりをもってやりたい事に取り組める

これは若ければ若いほど有利に働きますが、高齢になる前に自由に動ける状態を創ることにより、やりたい事に取り組みやすくなります。

40代前半からだと比較的若いリタイアになるため、健康体で動ける時期が長いです。
年齢でいえば中年ですが、大抵の事はできる年齢です。

FIREを考えるときにはお金と若さのバランスで悩む人が多いと思いますが、やりたい事をするために体力、好奇心、行動力が必要である場合は出来る限り若い時期に経済的自立ができるように努力する必要があります。

私が考える理想だと30代半ばまでに経済的自立を確立出来る事かな。
年齢的にもっと早く自由になりたかったなというのが率直な意見です。

若さを残したい人は資産収入に固執せず、人的資本を伸ばすことを意識しましょう。


【メリット③】生活環境を変えることが容易に出来る

人生を変えるためには住む場所を変えるという方法があります。

環境を変えることにより、付き合う人、稼ぐ方法、日々のライフスタイルが変わる事が出来るため、人生を変える有効的な方法だと思います。

地方の田舎に住む、地方都市に住む、東京の郊外に住む、都心に住む、海外に住むなどそれぞれライフスタイルがかなり違ってきます。

定職を持っている人だと自宅と職場を基点として生活が決まりますが、定職を持たない人は「数年ごとに住む地域を変える」とか「夏は北海道、冬は沖縄、それ以外は東京」など自由に暮らすことが可能です。

私の場合、法人を持っているので拠点移動型(移住型)は難しいですが、夏は北海道、冬は沖縄という生活なら実現可能です。

【デメリット①】貴重な30代の時に機会損失が多い

次に40代前半でFIREするデメリットですが、40代前半でFIREするために30代のほとんどは資産形成するために節約と積立投資をしているはずです。

貯金を人並み程度しかしなかった人と経済的自立をするために資産形成した人では貯蓄率が全く違うため、お金を使わないことによる機会損失は多かったと思います。

同じ収入レベルの人と比べて、経験値になる事、購入したモノ・サービス、交流などに使った金額が明らかに少なくなるからです。

思い返してみると30代は仕事ばかりしていた記憶があるのでお金を使う機会が少なかったかもしれませんが、それでもどこかでお金を使う機会を厳選していたのかなと考えています。

本気でFIREを考えて行動している人ほど、長く働かないことを前提として生きています。
この思考によって得られなかった事、選択肢に入れなかった事はあります。


【デメリット②】男性のコミュニティの選択肢は少ない

これは性差があると思うため、男性の場合で綴っていきますが、40代の男性がリタイアしてもコミュニティの選択肢は少ないと思います。

普通の生き方をすれば、40代男性は働き盛りであり、会社員・公務員・会社役員・自営業として働いています。
家庭を持っている既婚者はもちろん、独身者でもフルタイムで働いています。
なので友人であっても頻繁に会う事はありません。

平日の昼間のコミュニティはシニア層がメインであり、会話が出来ても普段付き合っている友人とは全く異なります。

FIREするような人はコミュニティに縛られ過ぎるのは嫌になると思うので自分にとって程よいコミュニティを持つことが重要になりますが、それがかなり難しいのが40代男性FIRE民です。

DINKsや家族持ちなら無理して外部にコミュニティを持つ必要はないかもしれませんが、独身者はコミュニティをどうするかはFIRE後の課題の一つだと思います。

【デメリット③】待遇の良い再就職はほぼ不可能

最後に俗にいう「片道切符」です。

40代前半でFIREした場合、採用に関して強い裁量を持っている役職者との繋がりでもない限り、待遇の良い再就職はまず無理でしょう。

働きたければ働き、辞めたければ辞めるというスタイルは理想的な働き方の1つですが、正規雇用限定だとせいぜい30代までではないかなと考えています。

限りなく自由に働きたいならスキルを確立して業務委託が出来るようになるか、自己完結型の個人起業するかしなければなりません。

40代以降のFIREは再度フルタイムで働かないといけないという状態にならないように本当に経済的自立が出来ている状態なのか自信が持てるまでは慎重に行動した方が良いです。

おわりに

30代、40代、50代
何歳で辞めてもメリット・デメリットは存在すると思います。

・FIRE後にやりたい事。それらをするために期間や若さがどれだけ必要か
・人的資本+金融資本>生活費が本当に成り立つことが出来るか
・FIRE後に稼ぐ手段を持っているか

FIREと一言で言っても様々なライフスタイルがあり、到達するために複数の道のりが存在します。
自分の道のりを検討しながら、自分に合った経済的自立への道を目指していけばよいかなと考えています。

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