海外旅行でお金を使う理由は「快適さ」と「安全」
旅行でお金を使うと言えば、宿泊費や飲食費が大きいと思いますが海外旅行でお金を使った方が良い理由はある水準以上の快適さの確保と安全性のためです。
快適さは分かるけど、安全性?
日本人で海外に個人旅行や出張で渡航したことがない人はピンと来ないかもしれませんが、日本があまりにも治安や衛生面で優れているから考えなくても良いだけで外の世界にいくと日本の常識など通用しません。
エコノミーホテルより安価な宿泊先を選ぶと・・・
エコノミーホテルは日本ではビジホといったほうが分かりやすいと思いますが、狭いけど個室と最低限の設備が利用できるホテルの事を言います。
これより下になるとホステルのように個室だけど極狭か相部屋で快適さはゼロです。
ベッド以外の他設備は全て共同利用という形態になります。
こういう形態の方が施設内で友人を作りやすいメリットがあるため敢えて宿泊する旅人も少ないないと思いますが、同時にセキュリティーのリスクを負わなければなりません。
外出時に部屋に置くメインの財布やパスポートなど守らなければなりませんので南京錠やワイヤーロープなど準備する必要があります。
また安宿ほど不便な場所にあったり、国や地域によっては治安が悪い場所にあったりするので全く知らない街に滞在する時は注意が必要です。
高級ホテルと中級ホテルは値段の差ほど変わらないと思いますが、エコノミーホテルとホステルはかなり差があります。
旅人同士でコミュニケーション取りたいと考える人は別ですが、それ以外の人は最低限のお金払ってホテルに宿泊した方が無難です。
食中毒からのリスク回避
外食する時に食中毒を気にしたことはありますか?
多くの日本人はあまり気にしていないと思います。
何故なら安全な食事が提供されているのは当たり前だと考えているからです。
WHOの発表によると毎年食中毒で少なくても6億人が掛かり、42万人が死亡しているようです。
食中毒が多い危険な地域はアフリカと東南アジア。つまり東南アジアを旅する人は他人事ではありません。
食中毒の原因は不衛生な環境で調理や食事したり、消費期限が切れた食材を食べているからです。
衛生上よろしくない屋台なんか該当します。
ノリで屋台のご飯を食べると下痢になったりするのはこのためです。
食材自体がそもそも悪いのか、食器やフォーク、スプーンが汚れているか、料理している人の手が汚れているか分かりませんが、不衛生で安価な店だと食中毒になりやすいです。
明らかに水が使えない場所の屋台は本当に危険なので絶対にそこで食事するのは止めましょう。
現地の人が美味しそうに食べているから安全だとは限りません。
安全な食事をするのもお金が必要だったりします。
ちなみに確率がだいぶ低くなるというだけでローカルレストランでも運が悪いと当たります。
蛇口から出てくる水は飲めません
最後に水です。
日本では蛇口から出てくる水道水を飲んでも腹をこわすことはありませんが、海外だとそうはいきません。
飲める水=ミネラルウォーターです。
歯を磨く時に使ったり、うがいするぐらいなら大丈夫だと思いますが、気にする人はそれすらミネラルウォーターを利用するそうです。
また氷も同じだと思います。
水がミネラルウォーターでも氷が水道水では意味がないですからね。
普通のレストランなら氷入りのジュース飲んでも問題ないと思いますが、屋台や安いローカル店では注意が必要だと思います。
おわりに
日本人は綺麗好きで軟弱だからすぐに体調を悪くなると言いますが、東南アジアの人はそういう食事に慣れているから大丈夫なわけがなく、多くの人が食中毒になったりしますし、体内に入ってきたのが強毒なウィルスだったら最悪死亡します。
街中歩くのも身の危険を感じず、安全に飲食できるというのも経済的に安定し、社会が成熟してないと成り立たないのかもしれません。
安全を買うのにお金を使う意識がない日本社会はまだ社会面では上位にいるのは間違いありません。