10億円(自由億)あったら生活はどう変わっていくのか?
謎の赤魚に見つめられながら鮨を楽しむ。
ある程度ルーティン化されたFIRE後の生活にこういったプチ贅沢をたまにしたり、国内外の旅行を出来るだけで私は充分幸福感を感じる事が出来ます。
先日ある投資系ユーチューバーの「1億円では全く足りない。10億円あって初めて自由に生きられる。」というショート動画を視聴しました。
現実的に保有できるかどうかという話は置いておいて、確かに10億円あればお金の心配は今よりなくなるし、贅沢もより出来るようになります。
難易度があまりにも高すぎるため、億り人より流行りませんでしたが自由億というキーワードもあったぐらいですし、働かずに高所得者クラスの消費が出来るというのが10億円という大金なのだろう。
今回は10億円あったら、私の生活がどのように変わるか検証してみました。
【住居】より便利なマンションに移動すると思う
住居に関しては数億円程度の金融資産なら現状維持で良いかなと思いますが、自由億級の資産持ちなら今の住居より便利なマンションに移動しても良いかなと考えています。
ちなみにタワマンや広々としたマンションには興味がありません。
経験として数か月間住むならタワマンでも良いですが、どう考えても日常生活をするには不便ですし、広いマンションは家族世帯ばかりで私には合わないと思う。
マンションやアパートは部屋の広さや立地の良さだけではなく、同じ敷地内にどのような人たちが暮らしているかが重要であり、今私が住んでいるマンションは独身、DINKS、子供が巣立った夫婦世帯が多いので似たような状況のマンションになら移動しても良いと思う。
あと60歳過ぎたら医療完備している便利なシニアマンションに移るという選択はすると思います。
年齢に合わせて適したライフスタイルにできるのは自由億の強みですね。
【ライフスタイル】国内外2拠点生活に変更
現在1拠点多移動生活ですが、海外に拠点を持つ2拠点生活に変更します。
それは海外の住居で家賃十数万円という金額を遊ばせても問題がない経済力を持ったからです。
目的はカントリーリスクを含めて生活の安全率を高める事です。
娯楽目的だけならビザなしの旅行で充分ですが、それではリスク回避は出来ません。
日本とシンガポールで資産運用して、住むのは日本とタイ(もしくはマレーシア)の2拠点生活にしたいですね。
最近、タイやマレーシアに移住したり、2拠点生活をする投資家が増えているようですが海外生活が楽しいというより日本という国家に危機感を感じているように思います。
子供がいればなおさら真剣に考えるだろうしね。
【日常生活】あまり変わらない
考えてみましたが日常生活はあまり変わらないなと思いました。
好きなものを好きなだけ食べられますが、そんな生活したら肥満化したうえに最終的には体が壊れます。
アラフォー以上になると肉体労働でもしていない限り、1日3食なんて完全にカロリーオーバーです。
結局、1日1.5食にタンパク質を補充するためにプロテインを摂る生活に行き着くのです。
無理してお金を使うとしても高い会員制のジムやサウナに行くとか高級料理を食べるとかになると思いますが、そんな事しなくても今のままで良いです。
お金払えば語学を覚えられたり、ゴルフやテニスを習得したりできればよいですが、どちらも地道な練習しないと身に付かないため、お金だけでは解決できません。
ただお金があるため、夜はフーデリで高い飯を注文するようになるかもしれませんがそれぐらいかな。
【ビジネス】マイクロ事業の範囲から出ない
結構考えましたが、本格的に事業に取り組むつもりがないならマイクロ(1人社長)事業の範囲から出ない方が良いかなと考えました。
何をやるにしても雇用して会社運営をすると間違いなく縛られますし、業務委託として誰かに完全に運営を任せるのもそんなに簡単にはいかないだろう。
半端に手を出すと人間関係とお金に悩まれそうですからね。
【旅行】どこに滞在しても予算を気にしなくなる
もっとも変わるのは旅行だと思います。
東南アジアなら旅費は抑えられますし、贅沢しても日本より高くはならない場合がほとんどですが欧米にいけばそうはいきません。
自由億ならどこに滞在しても予算なんて気にせずに旅行できるかな。
フルFIREとFat FIREの差が分かる検証
10億円という金額を手にする予定は全くありませんが、手にしたと仮定してライフスタイルを検証するとフルFIREとFat FIREの差が分かってきます。
実はそれほど大きな差がない事に気が付きます。
今よりやや快適な住環境になる事と安全率は高くなるのは事実ですが、今の住居でも私は不満はないので大きな満足感は得られないかなと考えています。
また自由億なら贅沢はたまにではなく日常的に出来ますが、実は長期的に幸福感を多く得られるとは考えていません。
たとえラグジュアリーホテルでも利用し過ぎて非日常感(贅沢感)が味わえなければ価値がないわけで人間は慣れてしまうと非日常感を感じにくくなるからです。
お金だけで買えるモノやサービスから得られる幸せには上限(しかも回数制限付き)があると思います。
だからRichではなくFatと名付けたのだろう。
FIRE達成して得られるメリットはライスワークから卒業して労働に縛られない自由を得られる事であり、それを超えるメリットは存在しないと私は考えています。
おわりに
ライフスタイルと必要なお金を検証する時には自由億あったらこういう生活がしたいと検証するのも面白いと思います。
そこからここは削っても良いとか、予算を減らしても満足度は下がりにくいとか考えていくとFIRE後の生活に必要な資本(人的資本や金融資本)が見えてきます。
40歳過ぎて思うことは、もし若年層なら人的資本を積み上げに集中して、サイドFIREで若さと自由と経済力の総合的に高い水準を目指した方が良いと思います。
サイドFIREに合わないなと考えたら、ちょっと働くLean FIREや収支均衡型セミリタイア(コーストFIREとも言います)に目標を切り替えれば良いと考えています。
逆に順調で人的資本だけではなく金融資本も積み上げられそうならフルFIRE+人的資本といった形に出来れば、金融資本しかないフルFIREより人生の選択肢が増えてきます。
金融資本だけ膨張したFat FIREは一般的に考えているほど多くの幸福は得られないと思います。